就活の第一歩! 自分の就活軸を決めよう

2021年12月29日 更新

就活の際に「就活の軸を決める」という言葉をよく聞くと思います。

先輩からも就活の軸を決めた方がいいとアドバイスをもらうかもしれませんが、「志望動機」や「自分の強み」などと違い「軸」という言葉は普段なじみが無いうえに、どのように決めていくべきかイメージがつかない方も多いのではないでしょうか。

今回は、就活の軸とはなにかというところから軸の見つけ方、その後の就活への繋げ方までご紹介していきたいと思います。

そもそも就活の軸ってなに

そもそも就活の軸とはどのようなものでしょうか。

就活の軸は簡単に説明すると、就活をするうえで自分が譲ることができないもの、企業に求める条件のことを指し、それによって数ある企業から自分に合う企業を絞り込むためのものです。

就職できればどの企業でもいいという学生はあまりいないと思います。

就職するにあたって、この業界で働きたい、海外で働けるチャンスのある企業で働きたい、社員同士が仲のいいところで働きたいといった働くうえでの希望があり、人によってその基準は異なります。

そのような就活をするうえで、一番の根底となる基準を就活での軸と言います。

なぜ就活の軸を決める必要があるのか

面接で就活の軸は何かと聞かれる場合があるのも就活の軸を事前に決めておくべき理由の1つです。

しかし、面接で聞かれるからという以外にも就活の軸を決めておくべき理由があります。

企業を絞ることができる

日本には100万を超える企業が存在し、新卒採用を行っている企業に絞ったとしても就活の中で知ることができる企業の数には限界があります。

数ある企業の中で就活の最中に自分にあった企業に出会う確率を上げるためには、やみくもに探すのではなく、ある程度の基準を自分の中に持っておくことが重要になるので、就活の軸を決めることによって、企業選びをスムーズに進めることができます。

業界が変わってもブレない

就活で1つの業界だけではなく、ゼネコンやハウスメーカー、デベロッパーなど、いくつかの業界を見ながら企業を選んでいく学生も多いと思います。

業界が変わるごとに、また違った企業の見方をしていては、企業選びの基準がブレてしまい、結局自分がどのような企業で働きたいのかを見失ってしまいます。

就活の軸をしっかりと決めておくことで、たとえ業界が変わったとしても、自分の中での軸がしっかりとあるので、同じ基準で企業を見ることができます。

企業とのミスマッチを防ぐ

企業とのミスマッチを防ぐことができるのも、就活の軸を決めるメリットの1つです。

自分の中で企業選びの基準がはっきりしていないと、仮に採用が決まって入社した後に企業のある部分が自分と合わずに、企業になじめなかったり、早期に転職する要因の1つとなってしまいます。

社会人になった後、仕事関係での悩みを少なくするためにも、しっかりと自分の中での企業選びの軸を決めておくようにしましょう。

就活する意味を見直す

上記のような就活を進めるうえでのメリットはありますが、あなたにとっての「就活する意味」を見直す、その原点に立ち返ることにもつながります。

本来、就職活動は誰しもがしなければいけないことではありません。起業や個人事業主になるという選択肢もあると思います。

そのなかで民間企業に就職する大きな理由は、企業をテコとして一人ではできないような仕事をしたり、自身が成長するための環境を得るといったことでしょう。

上記のことを念頭に置きながら、就活の軸を考えると入社後にも振り返る原点を得られるでしょう。

就活軸の見つけ方

ここまでは就活の軸とは何か、なぜ必要かについてご紹介しました。次に実際に就活の軸を見つける方法についてご紹介していきます。

やりたいことを書き出してみる

就活の軸を見つける方法の1つ目が、やりたいことのリストアップです。

自分はどのような仕事なら熱中して取り組めるのか、どのような仕事なら長く続けることができそうかを考えてみましょう。

すでに自己分析を行っている場合は自己分析の結果をもとに考えてみると、より具体的に書き出せるはずです。

また、やりたいことに加え、「なりたい姿」も書き出してみると良いでしょう。例えば、10年後は世界各国を飛び回って仕事をしていたいと思うのであれば、海外に積極的に事業展開している会社が望ましいでしょう。

このように自身のやりたいことやなりたい姿を明確にすることがとても重要です。

やりたくないことを書き出してみる

やりたい仕事があるということは、やりたくない仕事もあるということになります。

どちらかを考えればいいのではと思うかもしれませんが、やりたい仕事、やりたくない仕事のどちらも書き出しておくことで、より自分がどのような企業で働きたいのかを客観的に知ることができます。

自分にとっての理想の企業を考えてみる

上記の2点を踏まえながら、自分の理想の会社を考えてみましょう。

  事業内容
  社員数
  会社の雰囲気
  海外展開の有無
  福利厚生
  給料

など、できるだけ細かく決めていきます。その際にできるだけなぜそう考えたのかという理由まで答えられるようにしましょう。

理由まで考えることは企業の軸を考えることだけではなく、就活をする上で大切なことの1つです。例えば年収〇〇円以上欲しいと漠然と思うのではなく、なぜその額が必要になるのかを考えると、周囲の格付けなどに左右されない、自分だけの動機が生まれます。

面接での受け答えの際に「そう考える理由を聞かせてください」と更に質問をされた場合にも詰まってしまうことがないように、就活では全てに明確な理由を持つようにしましょう。

理想の企業を考えたら後はその企業を探していくだけですが、全ての条件を満たす企業は存在しません。

そのため、自分で優先順位をつけていきます。自分で決めた条件のなかでも、残業の平均が絶対〇〇時間以内というような強くこだわりがある部分と、どちらかというと社員の数は少ない方がいいというようなこだわりがあまりない部分などに分けることができると思います。

ここでの優先順位が高いものが自分の企業選びにおける大きな軸になります。

このときに優先順位が高いものが多くならないようにしましょう。

多すぎると条件を満たす企業を見つけることが困難になってしまいます。

就活の軸を決めたら今後にどう繋げるか

自分に合った企業を見つける

就活の軸をもとに企業選びをしてみましょう。

自分で決めた就活軸に当てはまる企業は就活軸をもとにしているので、志望動機なども書きやすいはずです。

また、上記で決めた理想の企業になるべく近い企業を探すことで、入社後のミスマッチを防げる可能性が高くなります。

自己分析に繋げる

理想の企業を考えるとき、そう考えた理由も考えるとよいと書きましたが、それは自己分析に繋がるというメリットもあります。

自分の仕事選びの基準が自分の性格や過去の出来事と関係している場合が多く、理由を深く考えることが自己分析にも繋がります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

就活軸決めることは、就活を始めるうえでの第一歩でもあり、自分の就活の方向性を決めるうえでもとても大切です。

就活ではなんとなく選考を受けていたり、名前が有名だからという理由で選んでいては、入社後に想像と違っていたと思うことや、選考の際にしっかりとした志望理由を伝えることができません。

就活の軸を持っているということは、就活を行ううえでの基礎の部分が固められている状態なので、その後の就活も迷うことなく進めることができます。

まだ、就活を本格的に始めていない学生の方も、様々な企業に興味を持つきっかけとして、自分はどんな企業で働きたいかという簡単なところから、就活の軸を決めていきましょう!

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