内定先を1つに絞るまでが就活です! 複数内定から入社先を絞る・決めるために考えるべきこととは

学生の皆さんは就活期間の間にいくつの企業の選考を受けた、または受けるつもりでしょうか。
最近は就活の時期が早期化される傾向にあるため、学生が選考を受ける企業数も減少しているデータもありますが、ほとんどの学生は複数の企業の選考を受けると思います。
では、選考を受けた複数の企業から内定をもらった場合はどうすればいいのでしょうか。
内定を複数持っていたとしても、最終的に働くことができる企業は1社だけです。
自分の中で明確に1社に絞ることができればいいですが、、就活の状況などから、どの企業に行くべきか迷ってしまう学生も多いと思います。
今回は、複数の企業から内定をもらい、自分の就職先について迷っている場合の就職先を決めるための考え方とその方法をご紹介します。
この記事の目次
内定先を決められない理由は?
まずは、なぜ複数の企業から内定をもらったときに、就職先を決めるのに迷ってしまうのか、その原因を考えてみましょう。
企業の優先順位や基準が明確ではない場合
1つ目の理由は、就活を始めるにあたって、どのような企業に行きたいかの基準や、自分は働くうえで重視する点を、自己分析から導き出せていないパターンです。
就活をするときにやりたいことが明確に決まっていない学生や、自分の中で企業を選ぶときの明確な基準が決まっていないまま就活を進める学生は多くいます。
また第一志望の企業は決まっていたが、その他の企業は明確な順位はなかった場合もあります。
そのような場合は企業の志望順位が曖昧なため、複数内定をもらったときに、どちらの企業を選ぶかすぐに決めることが難しくなります。
就活を進める中で考え方が変わった
2つ目は就活を進める中で、企業の志望順位や自分の考えが変わっていくパターンです。
学生は内定をもらうまでに面接を複数回行うのが一般的です。
企業とのコンタクトの回数が多くなるにつれ、その企業の良いところや将来働いている自分の姿をより具体的にイメージするようになります。
また就活を進める中で、就活を始める前の自分と働くことの考え方や、働くうえで大切にする優先順位が変わっていく場合もあります。
その結果、以前はそれほど志望度が高くなかった企業でも、だんだんと興味を持ち始め、本命の企業の内定をもらったとしても、どちらを選ぶべきか悩んでしまうというケースがあるのです。
就活生の考え方の変化(内定ストック)
そして、ここ数年では、学生があえて内定を複数保留する傾向も見られるようになりました。
理由としてはコロナに問題となった内定取り消しの不安があるため、そしてオンラインでの企業説明会や面接などが増加したことによって、就職する企業を決める判断材料が少なくなっていることなどがあるようです。
では、ここからは複数の企業で迷っている場合、最終的に1社に決めるための考え方、方法を紹介していきたいと思います。

複数の企業から1社に絞るときの考え方
絶対に正解である選択はない
まず前提として、1つの企業に決めるときに絶対的な正解はないということを理解しましょう。
1つの企業に絞ることができていないということは、どちらで働いてもいいと思えるほど、どちらの企業にも魅力的な面があるからだと思います。
世の中に全ての自分の希望に合った企業が存在しない以上、将来仕事で辛いことや、うまくいかなかったことがあったときに、もう1つの企業を選んでおいたらと考えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、最終的に1つの企業に決めないといけないことは変わりません。
今の自分ができること、考えられることをしたうえで決断し、その後は今後企業でどうやって活躍するか、自分を成長させるかという方向に考えを巡らせるようにしましょう。
企業の良い面を見るようにする
企業を決めるときに企業の悪い面、改善点に注目してしまうとなかなか決断に踏み出せなくなってしまいます。
納得した企業を選ぶのは重要ですが、決断できずに考えを先延ばしにすることがないように、企業のいい面を見るようにし、最終的に企業を好きになった状態で就職先を決断できることが望ましいです。

複数の企業から1社に絞るときの方法
ここからは複数の企業で迷っている場合の、企業を1社に絞るための方法についてご紹介します。
こちらで紹介する方法が必ずしも正しいとは限りませんが、1つの企業に絞れずに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
期限を決める
まず1つ目は、いつまでに決断するという期限を決めることです。
就活には明確な終わりがないため、企業に催促をされていない場合は、自分で決めない限りいつまでも就活を続けることができてしまいます。
しかし内定辞退の連絡をする時期が遅くなるほど、企業に迷惑をかけることになってしまい、決断することによる不安も大きくなります。
早めに就職先の企業を決め、最後の学生生活や、社会人に向けての準備に気持ちを向けるためにも、就職先を考える期間をあらかじめ決めてから企業の比較をするようにしましょう。
企業の人と話す機会をもらう
OB、OG訪問は企業研究の一環として行うというイメージが強いかもしれませんが、選考が終了した後でも社員と話す機会を設けてくれる企業は多くあります。
また社員でなく採用担当の人事の方なども相談に乗ってくれる場合があるので、自分では答えが出せないといった場合や、判断材料として企業のことをもっと知りたい、どんな人が働いているかを知りたいといった場合は、一度働いている社員と話す機会がもらえるかお願いしてみましょう。
企業分析・自己分析を改めて行う
就活の初めに行った企業分析と自己分析の結果は、就活を経て変化している可能性があります。
ここでもう一度自己分析、企業分析を行うことで、自分はどのような企業で働きたいのか、働くにあたってどのような点を重視しているのかを明確にし、それぞれの企業で自分の目標を実現できるのか、自分と相性の合う企業はどちらかを考えてみましょう。
その際に比較する企業同士の違いを出来るだけ細かく挙げ、比較できる点を明確にするようにしましょう。
就活を通して働くことのイメージがより具体的になったことで仕事に対する考え方も変わる可能性があるため、もう一度自己分析をし、自分を見つめ直すことが大切になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
複数の内定先から1つの企業を選ぶということは、残りの企業で働く未来を諦めることになるため、選択肢を捨てる不安もあると思います。
また、社会人経験がない学生にとっては、企業で働くことや企業の全体像が分かりづらいため、1つに絞ることに決断できない、時間がかかってしまう場合もあると思います。
しかし、就活が終わりに近づいている時期に、もう一度自己分析など行うことは、自分と向き合ういい機会にもなります。
そして、自分の決断が間違っていなかったと思えるようにするためには、就職後の社会人になってからの自分の成果や取り組みが重要になります。
企業を1つに絞った後はぜひこれからの将来に目を向け、自分の決断を正解にするための新たな一歩をスタートさせましょう!
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