本選考前の4月以降に就活を始める方は必見! 最短で内定をもらうための就活のステップをご紹介

2022年11月6日 更新

一般的な就活のスケージュールにおいて4月の時期は、事前に調べていた企業や気になる企業の説明会に参加し、選考を受ける企業を選びながら本選考に向けての対策を始める時期だと思います。

一方で、大学の勉強が忙しく、就活に手が回らなかったり、みんなが就活をスタートするタイミングに乗り遅れたといった理由などで、4月以降に就活を始める方もいるかと思います。

周りの学生の状況と比べるてしまい、今から就活を始めて内定がもらえるのかという不安を抱えている方に向けて、今回は、本選考前の4月以降から就活を始めて最短で内定を得るためにやらなければならないことや、就活の進め方をご紹介したいと思います。

これから就活を始める、まだ就活の準備が何もできていない学生の方はぜひこの記事を参考に最短で内定を獲得できるように頑張りましょう。

本選考前の4月以降から就活を始めるのは遅い?

まずは、本選考前の4月以降から就活を始めることについて、
「今から就活を始めても遅いのでは?」
といった不安があると思います。

結論から述べると、本選考前の4月以降から就活を始めたとしても手遅れではありません。なぜなら1年を通じて採用活動を行なっている企業は存在するからです。

実際に、大学4年の2月や3月に内定をもらうといったケースもあるため、就活のスタートが遅いことを特別焦る必要はありません。

では、なぜ就活は早くから始めた方がいいと言われているのでしょうか。

就活のスタートを早くすることで、早期内定を獲得し、残りの学生生活を充実させるといった理由もあるかもしれませんが、企業が年度ごとに採用予定人数を決めていることが1番の理由です。

採用目標人数に達した企業は、その年度の採用活動を終了し、学生の募集も停止します。
就活の時期が進むにつれて、採用活動を終わらせる企業が増えていくため、興味のある企業や選考を受けたいと思った企業を見つけたとしても、エントリーができない可能性が増えてきます。

そのため、自分が就職したいと思った企業に就職するためにも、就活を始めようと思った時点で早めに行動を起こすことはとても大事です。

就活が始めるのが遅くなってしまった焦りや不安はあると思いますが、その気持ちを行動を起こす原動力として、就活を乗り切っていきましょう。

1.まずは、就活サイトにエントリーをしよう

ここからは最短で内定をもらうためにやるべきことを就活の流れに沿って紹介していきます。

まず就活を始めるにあたって、1番最初はマイナビやリクナビなどの就活サイトに登録するところから始めましょう。

就活サイトにエントリーするときのポイントとしては、この段階で具体的でなくてもいいので、就活の際に自分が重視するキーワード(勤務地は〇〇がいい、〇〇の職種に興味があるなど)を決めておくことをお勧めします。

ここでキーワードを決めておくメリットとしては、就活サイトで条件を決めて登録することで、自分が求めている条件の企業情報を就活サイト経由で教えてもらえる場合や、企業の方からアプローチをもらえるケースがあります。

このように紹介などをきっかけに自分にあった企業が見つかる場合もあるため、まずは就活サイトにエントリーするところから始めましょう。

気になる企業の採用HPにも登録しよう

就活サイトを見ていく中で興味のある企業や選考を受けたいと思った企業が見つかった場合は企業の採用HPへの登録も行いましょう。

企業の採用HPに登録することによって、本選考のエントリーへの第一歩であり、選考に関するより詳細な情報や日程が送られてくる場合もあるため、企業の採用ページへの登録が次のステップになります。

2.自己分析をしよう

続いて行うことが自己分析です。
自己分析と聞くと、面接などの選考対策として自己分析を行うイメージが強いかもしれません。

もちろん選考対策をするうえでも自己分析は大事ですが、自己分析で自分自身をより理解することによって、自分ができることや、仕事や職種の適性が分かります。

就活生の皆さんにとっての就活のゴールの1つは、企業から内定をもらうことですが、内定をもらえればどんな企業でもいいというわけではないはずです。

自分が働きたいと思った企業に就職をし、やりがいのある職種に就くことが理想だと思います。

では自分に合っている企業はどう見つけるかというと、まずは自分が何をしたいか、どんな仕事が向いているのかを明確にする必要があり、そのために行うのが自己分析です。

自己分析のやり方としては大きく以下の2点を試してみてください。

自分の過去を振り返る

1つ目のやり方としてあげられるのが、過去のエピソードを元に自分の理解を深める方法です。

一般的なテーマとしては、
・人生でもっとも夢中になれたことは何か
・最も落ち込んだことは何か?
・興味があるものに共通点はあるか

などがあり、これらの問いを考えることによって、自分がどのような人間なのかを客観的に知ることができます。

このときのポイントとしては「なぜ」を繰り返すことです。

自分が出した答えに対して、なぜそう思ったのかを2、3回繰り返すことによって、よりはっきりとした根拠を見つけることができます。

大学で学んでいる内容から興味がある分野を探す

続いては、大学で学んでいる内容から興味のある分野を探していく方法です。
建築や土木を専攻している学生は、大学で学んでいることと就職する業界や職種との関連性が高くなります。

建築を専攻していると意匠、構造、設備環境など、土木であれば構造、地盤、交通、景観などの分野を学ぶ機会があると思います。

自分の学生生活を振り返ってどんな分野に興味を持ったのかを振り返ってみましょう。

ここでも、なぜその分野に興味を持ったのかを考えることが大切です。
仕事として今後も関わり続けていく分野になるため、その興味、関心が一時的なものではないか、飽きることなく、追求していきたいと思える理由があるかを深掘りしてみましょう。

自己分析のやり方に関しては、
就活を成功させるためにまずは自分を知ろう!自己分析のやり方とポイントを紹介
という記事でも詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

3.企業研究をしよう

自己分析が終わったら、続いて行うのが企業研究、業界研究です。

企業研究、業界研究は自分自身の選択肢を広げるために行います。どんなに自分に合っている業界や企業が存在していたとしても、その企業を知らなければ、選考を受けることはできません。

数ある企業の中から自分に合いそうな企業を見つけ、興味がある企業が本当に自分に合っているのかを調べるのが企業研究です。

ここでは企業研究、業界研究をするときに見るべきポイントを1つ1つ紹介していきます。

企業理念

企業理念はその会社の存在意義を表している考え方です。
同じ業界やビジネスモデルの企業であっても、企業理念は各社異なります。

企業理念に共感できるかは、その後の選考や入社後を踏まえたうえでもとても重要です。

企業研究を行う段階で、企業理念は必ず調べるようにし、選考を受ける企業に関しては企業理念を覚えるようにしましょう。

事業モデル

ゼネコンやハウスメーカー など、業界の名前や大手企業の名前は知っているけれど、実際にどのような仕事をしているのか、どうやって利益をあげているかなどは知らない方も多いと思います。

そのような場合は事業モデルを調べてみましょう。

例として、
ゼネコンは構造物を建設して、その工事費で利益を得ている
ハウスメーカーは住宅の設計と販売を行ない利益を得ている

といった業界ごとの仕事内容や職種を知ることで、業界や企業への理解を深めることができ、具体的な仕事のイメージがしやすくなります。

さらに詳しく事業モデルを理解する際には、時間軸と事業のフローを意識すると良いでしょう。

例えば、デベロッパーであれば、
まず土地を仕入れ、開発の企画、設計(主に外注)、施工(外注)、販売・維持管理というように、時系列で区切ると事業モデルをより詳しく理解できます。

企業が求める人物像

その企業がどのような人物を求めているのか、企業で働いている人の特徴、どのような性格の人が企業と相性がいいのかも、企業研究の段階で調べるようにしましょう。

企業が求める人物像を理解することで、その企業が自分に合っているかが分かるため、企業選びの重要な判断要素となります。

さらにその企業の選考に進む場合にも、自分のどのような点をアピールすれば企業からの印象が良くなるかも分かるというメリットもあります。

その際、Open Workのような社員の口コミサイトも参考にすると良いでしょう。

企業の強み、特徴、社風

企業の強みは企業版の自己PRのようなものです。

学生がそれぞれPRポイントが異なるように、同じ業界で、同じような事業を行なっている企業の間でも、各社の強みや特徴は異なります。

・事業モデルのうち、特にどの事業領域や地域で利益を挙げているか?
・先輩社員は企業のどの部分に惹かれて入社することを決めたのか
・どのような社風なのか?
などを調べることによって、他社にはない企業の強みに気づくことができます。

企業ごとの強みを理解していると、選考に進む企業を選ぶ際の明確な理由にもなり、その後の選考の時にも役立ちます。

また、企業の将来性を考えるうえでも、
事業モデルのうち、特にどの領域で利益を挙げているか?
といった特徴を理解しておきましょう。

ここまでは採用ページや企業説明会に行くことで分かる情報になりますが、プラスでGoogle検索のニュース欄や企業のプレスリリースなどを調べることによって、業界のトレンドや今後の流れ、企業の最近の取り組みや力を入れていることなど、より具体的な情報を手に入れることもできるため、ぜひ試してみましょう。

4. 2.と3.を結びつけて選考を受ける企業を決めよう

ここまで、自己分析と企業研究についてそれぞれご紹介しましたが、次のステップでは、自己分析と企業研究を結びつけて選考を受ける企業や業界を絞っていく工程に移ります。

イメージとしては、3.企業研究で、業界や企業を知ることで選択肢を広げ、2.自己分析を基に自分のやりたいことや適性を見極めながら、選考を受ける業界や企業を判断していくという順序になります。

また、この時点で、選考を受ける企業にどのようなアプローチをするべきかを考えることができます。

自己分析と企業研究を基に、
この企業には〇〇な特徴や強みがあり、この部分は自分の〇〇な強みや特徴を活かせる
といったことが分かるため、自己分析と企業研究の共通項を見つけながら、企業へどのようなアプローチができるか考えていきましょう。

5.文章化しよう

次はいよいよ選考に向けての対策です。
選考を受ける企業の対策としてまず行うのが、文章化です。

多くの企業では最初の選考過程としてESの提出を求めています。
ESでは、志望動機や自己PRを文章で書くことになるため、ここまでの自己分析や企業研究をもとに文章化をしていきます。

文章化することのメリットとしては、ESの対策以外にも
・自分の考えや伝えたいことの構成が、文章に書き起こした方が分かりやすくなる
・修正や添削がしやすい
といった点が挙げられます。

ESの書き方や志望動機やガクチカを考えるときのポイントは別の記事で紹介しています。
これらの記事を参考にしながら、4.までの内容を文章化していきましょう。

建築土木学生のESはどのように書いたらいい? ESの内容からポイントまで
どう答えるのが正解? 志望動機の作り方とは
学生生活のハイライト! ガクチカを考えるときのポイントをご紹介

6.面接で伝えよう

文章化ができたら最後は面接対策です。

面接で伝えることに関しては、基本的に 5.文章化 で考えた内容を面接で話していくことになりますが、面接では声のトーンや敬語が正しく使えているか、また、学生から企業に入社したいという熱意が感じられるかといった点が、プラスで評価されることを覚えておきましょう。

面接対策に関しても別の記事で紹介しています。
こちらを参考に就活の最終目標である内定を掴み取りましょう。

建築土木学生の「面接対策」は何をしたらいい? 面接に向けた対策とポイントについて
本選考前の最終確認! 実践的なポイントを抑えて、万全の体制で面接に臨もう

まとめ

以上が就活を始めてから、最短で内定を獲得するために行うステップです。

今回は、最短で内定を獲得するための一連の流れを紹介しましたが、内定を獲得したいからといって、焦って企業の選考に次々と応募すると、選考対策が不十分であり、仮に内定を獲得しても、入社後に自分が想像していたイメージと違う、やりがいを感じることができないといった可能性が高くなります。

しっかりと各ステップに十分に時間をかけ、世の中にはどのような企業があるのか、自分の性格や過去の経験から判断してどのような企業が適しているのかを理解し、選考に臨むことで、自分が本当に就職したい企業の選考を受けることができます。

今回の記事では、自己分析と企業分析の部分を詳しく紹介しましたが、コンストキャリアでは、ESや面接などの選考対策の記事や、業界ごとの特徴や選考対策についてまとめた記事も多数掲載しています。

選考を受ける業界や企業が決まった場合は、ぜひ他の記事も参考にしていただき、内定獲得へ向けてのスタートを踏み出しましょう!

スカウトで就活を有利に進めよう

コンキャリでは、建築土木就活における記事を多数掲載しており、またカンファレンスからES・面接対策まで大小さまざまな建築土木に特化したイベントに参加することができます。


また、コンキャリに登録すると平均5社以上のスカウトを受けることができ、就活を安心して進めることができます。


ただ5社のスカウトを受けるわけではなく、各建築土木学生の方の状況や志望領域に合わせた5社のスカウトを受け取ることができるため、就活をかなり有利に進めることができます。


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