本選考前の最終確認! 実践的なポイントを抑えて、万全の体制で面接に臨もう

就活の選考の中で面接はとても重要であり、志望する企業の面接に臨む前には、様々な対策や準備をすることになります。
しかし面接の対策については、アドバイスやポイントが多く存在するため、何に気をつけるべきか分かりづらい、本選考を控えた時期には何をすればいいのか分からない、といった方も多いのではないでしょうか。
本メディアでも、過去に面接全体についてまとめた記事や、面接ごとのポイントを紹介した記事、役員面接の特徴や対策をまとめた記事など、面接対策の記事を書いているので、就活の状況に応じて各記事を参考にして欲しいのですが、
今回は、本選考の前の確認事項として、選考における面接の位置付けや対策するうえで意識することに焦点を当ててご紹介します。
本選考直前のチェックリストとしてぜひ活用ください。
この記事の目次
過去の記事
面接についての対策記事は、本記事以外にも投稿していますので、こちらもぜひご覧ください。
建築土木学生の「面接対策」は何をしたらいい? 面接に向けた対策とポイントについて
面接でよく聞かれる「挫折経験」の答え方についてご紹介!
要チェック!面接の新しい形式 オンライン面接での注意点とは?
面接官はここを見てる! 面接ごとのポイントをご紹介
面接での逆質問、考え方のポイントとは?
就活の最終関門、役員面接の特徴と対策をご紹介

面接を行う意味と意識すること
面接対策の具体的なポイントを紹介する前に、まずは選考における面接の位置付けを確認し、就活生が面接でやるべきことを確認しましょう。
面接は学生のアピールの場
就職活動の中で、企業と学生にとってのそれぞれの目標は、企業と学生それぞれがお互いのことをよく理解したうえで、学生は働きたいと思った企業に就職し、企業側は働いて欲しいと思った学生に就職してもらうことで、そのためのアピールの場が就職の全体像になります。
その中で企業側が自社のアピールをする場が、企業説明会や合同説明会、採用ホームページであり、学生側は各企業を見比べて選考を受ける企業を決めていきます。
対して学生側が自身をアピールする場が企業のESや、今回のテーマである面接などの選考過程であり、企業側は選考を通して内定を出す学生を判断します。
つまり面接は、学生が自分がどのような人間かをアピールし、企業に自分自身を知ってもらう場と言えるのです。
面接で必要な要素(何を持って面接は成功と言えるのか)
面接は学生がアピールをし、企業に学生のことをより知ってもらうための場ということでしたが、就活の面接は何を持って成功と言えるのでしょうか。
上記での説明でもあるように、
・自分にあった企業を選択すること
・自分自身のことを企業に知ってもらうこと
・企業から内定をもらうこと
の3点をクリアすることができれば、ミスマッチなく働きたい企業に就職することができるため、就活は成功と言えます。
そして面接を成功させるうえで、必要となる要素が、自己分析と企業研究です。
面接の場で自分をアピールするときに、自分のどのような点が長所となり、企業に自分自身のことをより深く知ってもらうためには、自己分析を行い、自分自身の理解を深めることが重要になります。
企業研究が必要な理由は、企業は学生を採用する基準として、学生の熱意などと共に企業と学生の相性を見ています。
そのため、面接の場で自分の性格ややりたいことが、その企業とマッチしていることもアピールする必要があるのです。
企業との相性をアピールするには企業のことをよく理解している必要があり、このために行うのが企業研究になります。
自己分析と企業研究は面接を成功させるうえで非常に重要な要素です。
企業研究と自己分析の方法については、別の記事で紹介しています。
面接に向けてやるべきこと、対策するべきことは多いと思いますが、自己分析と企業研究にまだ不安を覚えている方は、まずはこの2つを完璧にできるようにしましょう。
いったい何をすればいいの? 企業研究のやり方や調べるポイントを解説
就活を成功させるためにまずは自分を知ろう!自己分析のやり方とポイントを紹介

チェックリストとしても使える面接対策のポイントを紹介
ここからは面接対策のポイントを紹介していきます。
これから面接対策や準備を行う場合や、面接の練習をするときには以下の点に気をつけて面接本番に臨むようにしましょう。
結論ファーストを心がける
面接の質問を答えるうえで、基本でありかつ重要になるのが結論ファーストの徹底です。
面接官の「〜ですか?」、「〜はなぜですか?」という質問に対して、まずは結論や答えを始めに述べるようにしましょう。
質問の答えに対する全体の流れとしては、
結論→理由・具体例→まとめ
の流れで話すことが重要になります。
結論ファーストで話すことのメリットはいくつかありますが、
・相手が話の内容を理解しやすくなる
・論理的に話すことで説得力が増す
という2点が大きなメリットになります。
こちらは普段の生活から実践できることなので、日常会話などでも結論を先に話すことを意識するようにしてみましょう。
伝えたいことを30秒から1分で話せるようにする
面接で話すうえで、話に興味を持ってもらうこと、話の内容が理解しやすいことはとても重要です。
これができていないと自己分析や企業研究をどれだけ頑張ったとしても、いい評価はもらえません。
結論ファーストで話すことに加え、内容を分かりやすく伝えるうえで重要になるのが話の長さです。
一般的に面接で話すときは、1つの質問に対して30秒から1分が適切であるとされていて、それ以上長くなってしまうと、話が分かりづらい、一番伝えたいことが何なのか分からないといった印象を持たれてしまいます。
自己アピールを意識しすぎると面接での受け答えは長くなくなる傾向があるため、端的に分かりやすく伝えるためにも、話す時間は意識しましょう。
具体的な対策として、事前に伝えることを文章化しておき、何度も声に出して練習しておきましょう。なお、1分間話す場合は、文字数に換算すると約300文字です。
よく聞かれる質問の答えは用意しておく
「志望動機」や「学生時代に力を入れていたこと」、「あなたの長所について」、「あなたを一言で表すと」などの質問は、学生が企業研究や自己分析にどれほど力を入れているか分かるため、業界を問わず面接でよく聞かれる質問になります。
このような質問に対しては、事前に答える内容を考えるようにしましょう。
面接で全ての質問に、その場で考え答えていては、結論ファーストや論理的に相手を納得させるような答え方で完璧にこなすのは難しいです。
企業によっては、その場で考えさせるような質問をしてくる場合もあるため、その場で考えわかりやすく伝えるスキルも必要ですが、まずは事前に考えた内容を練習通りに面接官に伝えることができること望ましいです。
企業も学生側がある程度質問を想定し、事前にどのように答えるかを準備したうえで面接に臨んでいることを理解しています。
質問に対する答えを用意することで生まれる安心感や、余裕もあるため、出来るだけ事前に質問を想定し、答えを考えておくようにしましょう。

質問を深掘りされたときの答えも用意しておく
面接で聞かれる質問に対しての対策ができたら、次はもう1段階踏み込んだ対策をしてみましょう。
2次以降の面接ではより学生の考えを知るために、学生が答えた質問に対して面接官がさらに質問を重ね、深掘りをするといったシチュエーションが増えていきます。
面接で深掘りの質問をされたときに戸惑ってしまったり、そこでの答えに明確な理由や裏付けがなかったりすると面接官からの評価は下がってしまいます。
そのため、面接で聞かれる質問の答えを準備する際は、自分の答えに対して2回、3回「(そう答える理由は)なぜ?」と掘り下げて考えてみることをお勧めします。
これにより、具体的な質問に対しても答えられるようになり、一歩進んだ対策ができます。
逆質問の内容も準備する
面接対策として忘れがちなのが、逆質問の準備です。
面接官からも軽く聞かれることが多く、「特にないです」という答え方もできることから、意識している方は少ないかもしれませんが、逆質問も面接の評価対象になります。
そして逆質問は対策をする学生もあまり多くないため、他の学生との差をつけ、企業への熱意をアピールする場としては適しています。
特に、役員面接では熱意を見せることが重要なため、逆質問を用意しておくと良いでしょう。
逆質問の考え方については別の記事で紹介しています。
質問に答えるときとはまた違ったアピールの仕方ができる逆質問についてはぜひ対策をするようにしましょう。
面接での逆質問、考え方のポイントとは?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
面接に限らず、就活の選考で大事になるのが自己分析と企業研究です。
この2点は本選考の対策の第一歩として時間をかけて、自分そして企業の理解を深めていきましょう。
そして新卒採用において意外と重要なのが、企業への志望度と熱意を伝えることです。
そのため今回ご紹介したチェックリストをもとに面接対策の準備をするときも、どのようにすれば自分の熱意を伝えられるかを考えてみてください。
内定をもらえる場合にも、面接で落とされてしまう場合にもそこには必ず理由があります。
自分が面接官の立場だとしたら、どこが指摘できるかを客観的にチェックしながら、本選考までに不安な部分を無くしていきましょう。
事前に面接の対策ができたら、あとは本番を楽しむくらいの余裕を持って面接に臨みましょう。
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