インフラ事業のスペシャリスト! 「RCCM」の資格とは

「RCCM(シビルコンサルティングマネージャー)」という資格をご存知でしょうか?
建設コンサルタント業務を円滑に、かつ的確に進めるようサポートする資格です。建設現場において欠かせない資格で、計画を忠実に再現するために重要な役割を担っています。
今回は、建設コンサルタントの仕事内容やRCCMについての概要についてご紹介したいと思います。これを機に業界研究や進路選択に役立てて下さい!
建設コンサルタントとは?
冒頭にてRCCMは建設コンサルタント業務に関わる資格とお伝えしました。
建設コンサルタントとは、公共事業や土木事業において調査、計画段階から携わり、現場の監理業務まで行う職種です。具体的には施主の要望を聞き、工事にかかる期間やコストの見積もりなどを算出し、工事段階では、計画通り進んでいるか確認する監理業務を行います。
建設コンサルタントについて詳しく知りたい方は、
建設工事の全体をサポートする「建設コンサルタント」ってどんな職業?
の記事をご覧ください。
RCCMについて

「RCCM」は土木事業の専門的な知識を活かして上記のような建設コンサルタント業務をサポートし、現場での技術力の水準を高めるために創立された資格です。
後にご説明しますが、RCCMの資格対象は建設コンサルタント業務の実務経験が必要です。そのため、現場からは業務を精通したプロとしての信頼を得られることでしょう。
また、資格取得後には4年ごとの更新が必要です。その都度講習を受けることで、保有し続けられる資格なので、建設コンサルタント職などに就く場合には取得すると良いでしょう。
仕事内容
RCCMを保有することで、「管理技術者」および「照査技術者」と認定されます。具体的には、点検や診断などの専門技術の提供を通じて、全般的な安全管理や健康管理、福祉に対しての責任を担います。
業務を遂行するにあたり、常に客観的な視点を持ち続けながら専門知識を活かした的確なアドバイスをする、とてもやりがいのある仕事と言えます。
RCCMの必要性
RCCMを取得することで担える建設コンサルタント業務は、主に公共事業の円滑な推進です。
日本において、河川の氾濫防止や洪水の被害を抑えるダムなどの治水設備、避難経路の確保と防災の役割を担う道路などの交通設備の建設や整備は必要不可欠です。また、地震が多いことから、被害を最小限にするためにも、社会インフラに関連する業務は今後も必要であり続けることでしょう。
そのような業務を忠実かつ的確に指示をするRCCMは今後も建設業界を支える重要なポジションであり続けることでしょう。
受験について
RCCMは一般社団法人建設コンサルタンツ協会が認定する民間資格です。
試験は年に1回の開催され、選択および、論述問題が出題されます。合格をすることで、RCCMの登録ができます。
受験資格は建設コンサルタント業務への実務経験が、
大学卒業生は7年
大学院卒業生は5年
求められます。
建設コンサルタンツ協会のホームページでは過去問題が記載されているので、対策として活用すると良いでしょう。
https://www.jcca.or.jp/qualification/rccm/past_tests/index
まとめ
いかがでしたでしょうか?
RCCMは、建設コンサルティング業務を支える資格とご紹介しました。
公共事業のスペシャリストとして計画通りに事業全体を推進する業務を担う資格です。
また、日本では防災や復興のためのインフラ整備はこれからも必要です。
そのためRCCMはより安全に過ごせる街づくりに貢献できる資格と言えます。
このように、インフラの整備を担う建設コンサルで働くうえでとても重要な資格になるので、建設コンサルティングなどの業務に携わりたい方は、入社後に取得を目指すとよいでしょう!
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