意外と知られていない?企業の中長期計画を理解して就活に活かそう!

2021年10月8日 更新

皆さんは企業の中長期経営計画をご存知でしょうか?

普段の生活やニュースなどではほとんど聞くことがなく、就活の際にも企業の中長期経営計画を調べる学生は多くはありませんが、中長期経営計画を理解していると就活にも役立ちます。 

今回は中長期経営計画に書いてある内容や、どこで見れるかといった調べ方、そして中長期経営計画の何を調べ、どのように就活へと活かしていくかというポイントをご紹介します。

志望動機の作り方に悩んでいる学生の方や、その企業独自の志望動機を作りたいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

中長期経営計画とは?

中長期経営計画とはその名の通り、企業の経営計画書です。

今回は中長期経営計画とまとめていますが、一般的には中期経営計画と長期経営計画が存在し、中期経営計画は向こう2~3年、長期経営計画は向こう10年程度の計画となっています。

では、この経営計画書にはどのような内容が書かれているのでしょうか?
中期、長期に限らず一般的は経営計画には企業の現状と、向こう数年後の目標及び、それに対する具体的な施策が書かれています。

中長期経営計画を読むことで、企業が今後何を成し遂げたいのか、そのためにどのような事業に力を入れていくのか、また業界のトレンドや最新技術に対する企業の考えや取り組みを理解することができます。

中長期経営計画はどこで見れる?

中長期経営計画は学生向けではなく、投資家に向けて作成、公開されています。

そのため企業の採用ページにはほとんどの場合、中長期経営計画は載っていません。

企業の中長期経営計画を探す方法としては、
・企業名 経営方針などで検索をかける
・採用ページではなく企業のHPから中長期経営計画を探す(投資家情報のトピックにあることが多い)
という2通りの方法があります。

中長期経営計画はIR情報の1つとしても考えられているため、投資家向けの情報から探してみるのも方法の1つです。IR(インベスター・リレーションズ)とは、企業が投資家に向けて、企業の財務状況や経営状態等の情報発信を行う活動全般を指します。

中長期経営計画の就活への活かし方

ここまで中長期経営計画についてご紹介しましたが、ここからは中長期経営計画を就活で活用していくための方法を紹介します。

中長期経営計画を調べるメリット

中長期経営計画が企業の目指す姿が書かれていると紹介しましたが、就活時に中長期経営計画を調べることはどのようなメリットがあるのでしょうか?

ここでは中長期経営計画を調べるメリットを大きく3つに分けて紹介します。

志望動機のネタになる

1つ目は志望動機を語るうえでのネタになるという点です。

志望動機は選考を受けていく過程でほぼ確実に聞かれる質問です。
中長期経営計画を調べたうえで、「御社の中長期経営計画を拝見し、●●という目標に共感したため、選考を受けようと思いました。」

のように、中長期経営計画が選考理由の1つとして挙げることができます。

企業の目指す方向性と自分の進みたい方向性の相性を見る

就活を行ううえで、その企業が自分に合っているかを知ることはとても大事です。

自分と企業との相性を確かめるうえで、企業の目指す目標に共感できるかも重要なポイントになります。

例として、現在海外での実績がある企業が、中期経営計画に今後は国内の事業に力を入れると書いてあった場合、海外勤務に興味のある学生にとっては、その企業に就職することが最善のキャリア選択とは言えません。

興味のある企業が自分に合っているのかを就活時に判断する1つの指標として、中長期経営計画が利用できます。

企業がどのような人物を求めているかを知るヒントになる

3つ目は、上記の2つとも関連することですが、中長期経営計画が、企業が求めている人物像を知る手がかりになることです。

企業は毎年、採用活動について、企業の目標に合わせてどのような人を採用するかという方針を決めています。

そのため、企業の中長期経営計画を調べることによって、企業が求めている人物像を把握し、そこから逆算して志望動機や自己アピールを作り上げることができます。

多くの企業は、企業説明会や採用ページなどで、求めている人物像を明らかにしていると思いますが、自分で中長期経営計画を調べ、どのような人物を企業が求めているのかを把握することで、その企業に合わせた選考対策をすることができます。

中長期経営計画の具体的な活用方法

中長期経営計画を調べるメリットを紹介しましたが、具体的な活用方法をご紹介します。

選考前に企業研究の一環として中長期経営計画を調べてみる

まずは選考を受ける前、合同説明会や業界研究をするなかで、気になる企業を見つけたときに、多くの方は採用ページを参考に企業研究を進めていくと思いますが、中長期経営計画も併せて調べてみましょう。

中長期経営計画に書いてある企業の目指すべき姿と、自分の将来のプランが一致しているかが、選考を受ける判断基準の1つになります。

その際に、企業と自分の相性を確かめるためには、自己分析を行い、自分の今後のキャリアプランや就活の軸を決めておくことが大事になります。

また、IR情報の一つである有価証券報告書も企業分析をするうえで参考になるので、余裕のある方はぜひ調べてみましょう。

選考対策として中長期経営計画を利用する

上記で紹介してように、中長期経営計画を調べることによって、企業の目指すべき姿、さらには企業が求めている人物像が分かります。

志望する業界が同じ場合、事業や仕事内容が似ているため、なかなか企業ごとの志望理由を考えるのは難しいと思います。

志望動機や就職後にどのようなことがやりたいかなどの答えに対して、「それは他の企業でもできるよね」や「弊社である必要はあるか」といった返しをされないためにも、選考を受ける企業ごとに志望理由を考える必要があります。

ここでも中長期経営計画が選考対策として役に立ちます。
業界が同じ場合でも企業によって今後力を入れる分野や、将来目指す姿は異なります。

企業が今後注力する分野や達成目標を中長期経営計画をから把握したうえで、「私は御社の〜という目標に共感したため志望しました」「私は〜という分野に興味があり、御社の中長期経営計画を拝見したときに、私が携わりたい分野に力を入れていることがわかったため、御社に入社したいと思いました。」というように、その企業に対して独自性のある志望動機を作り上げることができます。

実際に中長期経営計画を見てみよう

最後に実際の企業の中長期経営計画を見てみましょう。

今回はスーパーゼネコンの1つである大成建設の中期経営計画を例に取り上げてみます。

TAISEI VISION 2030/中期経営計画(2021-2023)
こちらの中期経営計画は上のリンクからも見ることができますし、「大成建設 中期経営計画」と検索して見つけることもできます。

25ページ以上にわたる資料に様々な情報が載っていますが、皆さんはどの部分に注目したでしょうか。

人によって注目する部分は異なると思いますし、ここを見なければならないという明確な正解はありません。
そのためあくまで見方の1例として参考にしてみてください。

この資料では具体的な中期経営計画は10ページから言及されていますが、その中でも16ページからは「グループ事業戦略」として、建築や土木、海外事業など事業別の目標を見ることができます。

今回は各グループ事業戦略のページの「グループ売上高」の部分に着目してみましょう。
こちらには2020年の売り上げと、中期目標としての2023年の売り上げ目標がグラフで示されています。

このグラフに注目することで、今後の3年間で各事業が大きく成長を見込んでいるのか、もしくは現状維持に向けた体制を整えていこうとしているのかが分かります。

自分が興味のある分野や、就職後に就きたい職種はどのような目標を定めているのか、またその目標は自分のキャリアプランと一致しているかをまずは考えましょう。
そして選考対策としては、分野ごとの目標を調べたうえで企業はどのような人物を求めているか、そこに対して自分はどのようなアプローチを取れるかを考えて就活に臨んでみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

中長期経営計画は企業によっては出していない場合もあり、就活で必ず調べる必要はありませんが、調べることで得られる情報は多く、就活の際に大きな武器となる可能性があります。

就活の際は企業の情報をどれだけ多く集めることができるかがポイントの1つになり、志望動機などもその答えに明確な裏付けがあるとより説得力が増します。

今回紹介した中長期経営計画をぜひ就活に活用し、満足のいく就活ができるように頑張りましょう!

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