なぜ重要?就活におけるコミュニケーション力の重要性を紹介
就活での大切なこととして、よく挙げられるのが「コミュニケーション力」です。
皆さんも就活でコミュニケーション力が大切になると言われても、特に疑問に感じることなく納得できると思いますが、そもそもなぜ就活でコミュニケーション力が重要になるのでしょうか。
またコミュニケーション力というのはいったいどのようなスキルなのでしょうか。
今回はコミュニケーション力を、就活の視点から解説していきたいと思います。
この記事の目次
本当のコミュニケーション力とは
一般的なイメージとしてのコミュニケーション力は、誰とでも仲良くなれる、意気揚々と話せる、といったものが挙げられると思いますが、それは本質ではありません。
まずは、コミュニケーション力の本質とはどのようなものかをご紹介します。
一言で言うと、効率的で食い違いのない意思疎通ができることです。
効率的とは、基本的には短く簡潔に無駄のなく伝えることです。しかし、必ずしも短ければ良いと言うわけではなく、相手と信頼を培うこともそのあとの効率をあげることに繋がります。
食い違いのないとは、相手が欲しい/伝えるべき情報を優先的に漏れなく伝えることです。
このことを理解しておくと、就活だけではなく、社会人になった後にも仕事の効率をあげることができるので、頭の片隅においておいてください。
なぜコミュニケーション力が重要なのか
まずは就活でなぜコミュニケーション力が重要になるのか考えてみましょう。
企業側が重要視しているということは、入社後の社会人になってからも必要な能力であるからです。
社会人は大規模なプロジェクトであれば、自社以外の人とも連絡をとることがあり、建築土木の施工管理の職種などは、自分よりも年上の人に指示をしなければならない場合もあります。
技術職のような一見コミュニケーション力が必要なさそうな職種でも、求める学生の条件としてコミュニケーション力を求める企業は多いです。
人それぞれ、話すのが好きな人、苦手な人がいると思いますが、就活でのコミュニケーション力は準備と対策ができます。
どのような点が重要になるのかをしっかりと理解し、本番までに対策をするようにしましょう。
コミュニケーション力が評価される場面
では就活の中でコミュニケーション力が評価されるのはどのような場面でしょうか。
大きく分けると、2つのシチュエーションに分かれます。
企業の人と話す場合
例:集団、個人面接、OB・OG訪問
学生と話す場合
例:グループディスカッション
話をする相手によって、言葉遣いなどは変える場合はありますが、基本的なコミュニケーションに必要な要素は変わりません。
次の章ではコミュニケーション力に必要な要素について紹介します。
就活でのコミュニケーションに必要な2つの要素
ここからは、就活でのコミュニケーション力に必要な要素を詳しく紹介していきます。
コミュニケーション力に必要な要素は大きく分けて
・相手の話を聞く能力
・相手に伝える能力
の2つになります。
より簡単にすると、聞くことと話すことです。
ここからは話すこと、聞くことについて、それぞれをより詳しく紹介していきたいと思います。
相手の話をしっかりと聞く
コミュニケーション力と聞くと、いかにうまく話せるかを考えてしまいがちですが、相手の話を聞く能力もコミュニケーションのうえでは大事になります。
就活の中のグループディスカションでは、コミュニケーション力が大きな判断基準になりますが、実際は自分が話す時間よりも、グループの人の話を聞いている時間の方が長くなります。
では就活ではどのような点が重要になるのでしょうか。
1つ目は話を聞く姿勢です。
基本的なことですが、話している相手に対して、自分の話をしっかりと聞いてくれていると思われなければ、相手の話を理解できたとしてもいい評価をもらうことはできません。
この姿勢は、身だしなみや礼儀などとも関わってきます。
自分の話を聞く姿勢に不安がある場合は周りの人に評価してもらうなど、就活前に確認するようにしましょう。
2つ目は、相手の話の意図を理解することです。
このことは特に面接のときに言えることですが、面接官の質問から面接官が本当に知りたいのはどのようなことかを理解することです。
例えとしては、「あなたの短所を教えてください」という質問は、ただ学生の短所が知りたいわけではありません。
学生が自分をどのように分析していて、そして短所とどう向き合っているのかを面接官は答えとして期待してます。
このように質問の意図を理解することが、話を聞くうえでは重要になります。最初から相手の意図を全て汲み取ることは難しいので、汲み取ろうとする意識を持つだけでも理解力をあげる訓練になります。
聞く能力を上げる方法
では聞く能力を上げるためにはどのようなことができるでしょうか。
<日常の会話で意識してみよう>
相手の話の意図を理解するようになるためには、日常での会話を意識してみましょう。
質問をする背景を考える、または聞いてみることによって、質問の中にある相手の意図を探ることができるようになるので、ぜひ意識して実践してみましょう。
<第一印象に気をつける>
また身だしなみなどを整えるなど第一印象に気をつけることも大切です。
面接やグループディスカッションでは、初めて会う人とコミュニケーションを取ることが多くなります。
1度相手から持たれた印象を短時間で変えることは難しいので、相手からの信頼を得るという点からも自分の身だしなみを気をつけることを心がけましょう。
相手に伝える
コミュニケーションの鍵を握るもう1つは話す能力です。
普段の生活の話のスキルとまた違う、就活で重要になる話す能力の要素を詳しく解説していきたいと思います。
<伝えたいことを端的に述べる>
1つ目は自分の伝えたいことを簡潔にそして分かりやすく伝えることです。
グループディスカッションでは、常に時間のない中で課題を取り組まなければいけないので、自分の考えを短く、分かりやすく伝えることが重要になります。
技術職を志望する学生は、学生時代の自分の研究内容について話したり、実際に面接で聞かれることもあると思います。
しかし面接の担当者が、技術的な話を理解できる人であるとは限らず、人事の人など専門的な話は分からない人が担当する場合の方が多いです。
専門的な知識がなく、初めて話を聞く人でも理解できるように説明することはとても重要で、これは社会人になってからも多くの機会で必要とされる能力です。
自分の好きなことやアピールをしたいことは、熱意が先行しがちで、聞いている側からすると話が長くなってしまいがちです。
伝えたいことはしっかりと抑えたうえで、簡潔に伝えることを意識しましょう。
<論理的に話す>
もう1つの要素は論理的に話すということです。
論理的に話すというのは、自分の話の要点に根拠があるように話すということです。
グループディスカッションや面接でも自分の発言に説得力がなければ、印象に残ることもなければ、自分の評価も上がりません。
説得力を上げるためには、発言の中に結論と根拠があることが重要になります。
頭に浮かんだことを次々に話すのではなく、相手を説得させるためにはどうするべきかを考えながら発言をするようにしましょう。
話す能力を上げる方法
<言葉の使い方を確認する>
話す能力という点で、まず就活で大事になってくるのは正しい敬語の使い方です。
敬語が不自然では、話の内容よりも、敬語の使い方が気になってしまうという結果になりかねません。
話すことの前提として、正しい敬語は使えるようになりましょう。
<面接の練習をする>
就活での質問に関しては、事前に準備をすることができます。
よく聞かれる質問などは事前に回答を用意しておくことで、論理的かつ端的に話す準備をすることができます。
<自分の発言を見直す>
自分の発言を意識し、振り返ることも重要になります。
友人との会話が終わった後で、もっと分かりやすく伝えるにはどこを直したらよかったかを常に考えるようにしましょう。
まとめ
仕事をするうえで人との関わり合いは重要になりますが、必ずしも自分と相性のいい人と毎回仕事ができるとは限りません。仕事をする以上は、相手がどんな人であってもスムーズに効率よく意思疎通をすることが大事です。その根幹となるのがコミュニケーション力です。
人との付き合い次第によって新しい取引の機会が生まれたり、逆に失ってしまうことがあるなど企業にとって影響を与える場合もあります。
就活では基本的に初対面の人とのやりとりが中心になるため、一度悪い印象を持たれるとそこから相手の持つイメージを変えるのは難しいという点があることも気をつけましょう。
話すことと聞くことのバランスに気をつけながら相手に良い印象を持たれるようなコミュニケーション術を身につけましょう。
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