大企業向き?中小企業向き?それぞれの特徴を理解して就活を進めよう!

2021年10月29日 更新

「大企業と中小企業のどちらが自分に向いているのか分からない?」といった内容の質問は、ゼネコン業界やハウスメーカー業界を目指す学生の方から多く寄せられます。

大企業と中小企業を比べたときに、なんとなくの違いは理解していても、それぞれの良い点や注意が必要な点など、具体的な特徴までを理解するのは難しいと思います。

今回は建設土木業界における、大企業と中小企業の違いを比較したうえで、それぞれの特徴をご紹介します。

上記で挙げたように、大企業と中小企業のどちらが自分に合っているかを考えている方や、それぞれの違いについて詳しく知りたい方などは、今後の就活の方向性を決めるうえでも、ぜひ参考にしてください!

自分が大企業向きか中小企業向きをどう判断すればいいか

大企業と中小企業の大まかな違い

今回の比較対象である大企業(大手)と中小企業ですが、どの企業が大企業に当たり、どの企業が中小企業に当たるかといった明確な定義はありません。

そのため、当記事では大企業を
・人数的な規模が大きい
・大手企業を業界内における売り上げやシェアが大きい
企業であると定義します。

一般的に考えられているように、スーパーゼネコンや準大手ゼネコンは大企業、個人の事務所や社員数が100人以下の企業は中小企業としてイメージしてください。

大企業と中小企業、どちらに向いているかの判断基準

では、大企業と中小企業どちらに向いているかを判断する基準ですが、結論から述べると、性格や人格の印象での「なんとなくこっちが向いている」というような感覚的な話はあまり意味がありません。
上記のような感覚的な理由には明確な根拠が伴っていないためです。

また、学生の中には盲目的に大企業に行きたいと思っている方も多くいますが、このような考えも感覚的な理由になるため、なぜ大企業にいきたいのかが明確になっていない状態と言えます。

大企業向きか、中小企業向きかを考えるうえで大切になるのは、自分が何をしたいかや、どのようなスキルを身に付けたいか、といったキャリアプランです。

大企業と中小企業のそれぞれの良い点と注意が必要な点を理解したうえで、自分のキャリアプランと照らし合わせながら、選考を受ける企業を選択するようにしましょう。

大企業と中小企業それぞれの特徴

ここからは建築・土木業界における大企業と中小企業のそれぞれの特徴を、良い点と注意が必要な部分に分けてご紹介します。

これから紹介する点は、全ての大企業、中小企業に当てはまるわけではありませんが、全体像を抑えるために、参考にしてみてください。

大企業の良い点

事業規模が大きい

こちらは一般的な大企業のイメージと近いと思いますが、大手企業は事業規模が大きいのが魅力の1つです。

スーパーゼネコン や準大手ゼネコンが有名な建築物の施行に関わっているように、規模が大きく、名前を知られた建築物に携われることは魅力の1つでもあり、仕事のやりがいにも繋がります。

事業領域の広さ・多様さ

続いて大企業のメリットとして挙げれるのが事業領域の広さ・多様さです。
上記で説明した事業規模の大きさに加え、事業領域の広さも大企業ならではの特徴といえます。

大企業では柱となる事業が複数ある場合や、メイン事業以外にも複数事業を展開している場合があります。

そのため、部署や事業部などを移動しながら、様々な分野でキャリアアップができる点も魅力的です。

エリアが広い

ここまで事業規模の大きさと事業領域の広さについて紹介しましたが、大企業には事業エリアが広いという特徴もあります。

全国各地に支社、事業所があるのはもちろんのこと、海外での事業を展開している企業も珍しくはありません。

そして、事業エリアが広いということは、採用活動も全国各地で行なっており、国籍を超えて様々な人を採用するため、社内に多様な人がいるというのも大企業の魅力です。

離職率が低い

建築土木業界は仕事がきつく、離職率も他の業界に比べて高いイメージがあるかもしれませんが、大企業になるとその割合は低くなります。

ゼネコンのトップ5である、スーパーゼネコンにおける、新卒入社後3年以内の離職率は5%前後となっており、離職率の観点から判断すると入社後も働きやすい環境が整っていると言えます。

また、福利厚生に関しても大企業は充実しているため、ワークライフバランスを重視している方には魅力的と言えるでしょう。

企業が多様な繋がりやノウハウを持っている

現場の規模が大きく、事業分野が広いということは、クライアントや取引先として関わりのある業界や企業も多いことになります。
就活の段階でも、「〜に関わる仕事がしたい」などの希望はあると思いますが、大企業ではその選択肢が広いと言えます。

また、大企業は最新技術にも積極的に投資を行い、現場での実用化に向けた取り組みを行なっている企業が多いです。

そのため各業界の最新技術に携われる機会が多いのも大企業の魅力の1つです。

大企業の注意が必要な点

事業スパンが長い

メリットとデメリットが表裏一体になり得るように、大企業の良い点は注意が必要な点にもなり得ます。

大企業の良い点として、事業規模の大きさをあげましたが、こちらは1つの案件の事業スパンが長いという意味でもあります。

このような案件はやり遂げたときの達成感は大きいですが、会社都合でプロジェクトの途中で案件から離れることやアサインをされることがあります。
その場合、引き継ぎをする場合も受ける場合も仕事の量が多くなります。

規模の大きさは魅力的ですが、上記のような点は注意が必要です。

若手の裁量

こちらも事業規模の大きさに関連することですが、事業規模が大きいということは案件で動く金額も大きいということになります。

大企業は社員数も多いため、プロジェクトにおいて新入社員などの若手社員が任せられる仕事の範囲は相対的に小さくなる傾向があります。
また、企業によっては、入社してからの1年間は研修のみの場合もあります。

裁量の大きい仕事を任せられることは、多くの人にとって仕事を行ううえでのやりがいに繋が若手の頃から、裁量の大きい仕事に関わりたい方は、大企業を目指す場合には、中長期的なキャリアプランをよく考えたうえで、就活に望むようにしましょう。

社内のルールが確立されている

社員数を多く抱え、設立されてからの年数も長い大企業は、社内のルールがマニュアル化されているケースが多いです。

こちらは社内の知識やマニュアルなどが綺麗に整備されているというメリットがある一方で、社内基準の枠のなかで仕事をすることになり、自身の考えを事業に反映させづらくなるケースもあります。

また、上記の仕事の進め方は、あくまでもその企業内でのマニュアルであるため、転職時や、一般的な業界での仕事の進め方と異なる場合があります。

中小企業の良い点

ここからは中小企業の良い点、注意が必要な点をそれぞれ紹介していきます。

基本的には大企業の良い点、注意が必要な点と正反対の特徴にはなりますが、こちらも特徴を見ながら、自分の理想とする働き方やキャリアプランと照らし合わせてみましょう。

事業のサイクルが早い傾向にある

中小企業は大企業と比較したときに、事業規模は大きくはありませんが、その分1つの事業のサイクルが早いという特徴があります。

大規模な案件を長期間にわたって取り組む大企業に対し、中企業は案件を短期間で数多くこなすため、短期間で仕事を覚えることができ、経験も積むことができます。

そのため若手のうちから案件を数多くこなすことで、仕事のスキルや経験を上げたい方は中小企業が向いていると言えます。

経営者との距離が近い

就活をする軸を聞かれたときに、社員同士の仲の良さを重要視する方は多いです。

大企業であっても、部署内や事業部内での交流は活発であるケースは多いですが、社内全体となると社員数も多いため、知らない人が多かったり、自分の部署以外は社員の顔と名前が一致していないといったケースも珍しくはありません。

対して中小企業は社員の数も多くはないので、社員全員の顔と名前が一致している場合が多く、アットホームな職場環境が作られやすくなります。 

また、社員同士の距離が近いということは、経営者層とも日常的にコミュニケーションを取れる環境である場合が多く、社長との1対1の面談が3ヶ月に1回ある企業や、日常的に社長と会話をする機会があるのも中小企業ならではの特徴です。

経営者の考えや仕事に対する姿勢を近くで学びたい方や、将来起業に関心のある方などやこのような環境が向いているかもしれません。

若手の裁量が大きい

大企業と比較すると、中小企業は入社歴や経歴に関わらず、社員は即戦力として扱われる傾向があります。
そのため入社後も研修の期間は短く比較的早く現場に配属され案件をこなしていくことになります。

また、リーダーやマネージャーのポジションにつくまでのスピードも早く、自分の意見や考えを仕事に反映させやすいため、若いうちから最良の大きい仕事をしたいと考えている方には向いていると言えます。

中小企業の注意が必要な点

できる業務領域が狭い場合も

大企業の良い点として、事業領域の広さ、規模の大きさを挙げましたが、中小企業で様々な事業を展開している企業は多くありません。

そのため大企業のようにジョブローテーションをしながら、自分に合う環境を探したり、仕事への適性を踏まえて、仕事を選択するのが難しい場合もあります。

中小企業への就職を考えている場合は、就活の段階で企業と自分が合っているか、を慎重に調べるようにしましょう。

会社に蓄積されているノウハウの領域が狭い

人数の少なさや、会社としての規模の小ささは、企業に蓄積されているノウハウの領域の狭さに繋がります。

そのため、自分自身で調べなければならないことも多く、ノウハウが属人的であるケースもあります。

下請け的な位置づけとなる場合が多い

建築・土木業界の性質上、中小企業は下請け的な立ち位置となる場合が多いです。

一般的に言われている上流工程から下流工程の中で、下流工程を担当することが多い中小企業は、常駐工程の設計や計画をもとに作業をしていくため、お客様やクライアントの要望を聞いて形にしていくコンサルタント的な役割の仕事は比較的少ないのが特徴です。

キャリアプラン上言えること

では最後にキャリアプランを考えるうえで、大企業と中小企業を比較してみましょう。

大企業と中小企業間での転職の実態

大企業、中小企業間での転職を考えている方や、大企業と中小企業どちらも経験してみたいと考えている方も多いと思います。

この場合、大企業から中小企業への転職は比較的容易ではありますが、中小企業から大企業への転職は比較的難しいと考えておきましょう。

こちらは、新卒での就職活動でも大企業は選考倍率が高いのと同じように、転職時にも大企業は倍率が高くなるのが1つと、大企業での経験は中小企業でも活かすことができますが、その逆は難しいことが理由としてあげられます。

ただし、こちらも100%決まりきった事実ではなく、中小企業から大企業へ転職する方も多くいますし、その逆も然りです。

会社の規模も重要ですが、その会社で何を学び、どんな経験を積めるのかを調べるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

大企業と中小企業のどちらにも良い点があるため、どちらが良いかと一概にいうことはできず、自分のやりたいことや、将来のキャリアプランを考えながら企業を見てくことが重要です。

また、大企業の説明会に行くと、大企業のいい部分の話、中小企業の説明会に行くと、中小企業のいい部分の話をされることが多くあります。

それぞれの良い部分を聞くことも大事ですが、言われたことを全て鵜呑みにするのではなく
自分自身で見極めることを意識しましょう。

まずは、情報収集をして、企業の規模に関わらずさまさまな企業を受けてみましょう。
大企業と中小企業のどちらが自分に合っているか分からない場合は、内定をもらってから考えるとう手順でも大丈夫です。

後悔しない就活をするためにも、自分のキャリアプランと照らし合わせながら、企業を見ていきましょう!

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