わかりやすく、論理的に話を伝えるテクニック!CREC法を就活で使ってみよう

2021年8月15日 更新

就活のESや面接で大事なことは、何を伝えるかとどう伝えるかの2点です。
ESや面接などのガクチカの内容をどのように考えれば良いかという記事はコンキャリでも過去にご紹介してきましたが、今回は内容の伝え方の部分に焦点を当ててCREC法という伝え方をご紹介します。

500文字前後のESや、聞かれたことに対して1分程度で答える面接などは、就活以外では経験することが少なく、選考時に自分の考えや経験をどう伝えるかを悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

今回は、話を分かりやすく、簡潔に伝える方法であるCREC法についてメリットや実際の使い方の例などを含めてご紹介します。

CREC法をマスターし、ぜひ選考対策に役立ててください!

CREC法とは

冒頭でもご紹介したように、CREC法とは、話を分かりやすく伝えるための方法です。

CRECとは
C 結論(Conclusion)
R 根拠(Reason)
E 事例(Example)
C 結論(Conclusion)

の頭文字を取っており、話を展開するときには、
結論→根拠→事例→結論
の順番で伝えることで、分かりやすく論理的に、かつ簡潔に伝えることができるようになります。

CREC法を就活で使うメリット

CREC法は就活に限らず話をビジネスやプレゼン時などにも使われている方法ですが、就活においても役立ちます。
CREC法を就活で使うべき理由、メリットとしては以下の2点が挙げられます。

就活の選考は分かりやすく伝えることが大切

就活では、面接官は大量のESに目を通し、多くの学生と面接をすることになります。

そのような場合、まずは話の分かりやすさが選考時の判断基準になります。
どれだけ学生時代に特別な経験をしていたり、素晴らしい考えを持っていたとしても相手に伝わらない、つまり話が分かりにくい場合は、選考を通過することはできません。

しかし、多くの学生が選考を受けるとなると、その中で印象に残ることを意識しすぎて、話が長くなり、何を伝えたいかが相手に伝わらない、聞かれたことに対して適切に答えられていないといった状況に陥る可能性があります。

そのためCREC法を使うことによって、自分の伝えたいことを分かりやすく伝えることで、選考を通過する確率を上げることができます。

また、お気づきの方もいるかと思いますが、CREC法の文章構造の特徴は、結論からスタートする点です。
質問に対して、まず結論を伝えることは、話を聞いている相手がその結論に向けて頭を準備することができるため、安心して聞くことができ、それがわかりやすさに繋がっているのです。

CREC法は実践しやすい

話を伝える手法としては、CREC法以外にもクライマックス法など様々な手法があります。

その中で、なぜCREC法をお勧めするかというと、CREC法は個々の話のスキルに依存することなく、比較的簡単に実践することができるからです。

もちろんCREC法で話を伝えるためには練習も必要ですが、学生の方の多くは選考対策に何年もの時間はかけないはずです。

また、就活では何を話すかの部分で学生間の差が1番出ます。

CREC法で基本的な文章の構造を抑え、自分が伝えたいことを端的に相手に伝えられるようにしましょう。

CREC法の実例

では実際にCREC法を用いたESの例をご紹介します。
今回はESで自分の強みについて聞かれたときに、アルバイトの経験を答える学生を仮定しています。

【結論】
私の強みは「状況分析力」と「周囲を巻き込む行動力」です。

【理由・根拠】
私は3年間勤務していた居酒屋でアルバイトリーダーとしてスタッフと協力し、課題であった常連客の獲得に貢献しました。

【事例】
当時、私は常連のお客様の少なさに問題意識を抱いていました。そして、それはスタッフの受動的な接客による、顧客とのコミュニケーション不足に起因していると考えました。

そのため、まずはスタッフ自身に接客の面白さを伝えることが重要だと考え、私の接客時に他のスタッフにも話を振り、 顧客とスタッフの会話機会増加に努めました。
他のスタッフが顧客との会話の面白さに気づき、積極的な接客を行うようになったことで「会話 」が店の強みになり、結果常連客が増加し、店の売上向上にも繋がりました。

【結論】
私はこの経験から、状況を分析したうえで、周囲を巻き込みながら行動することが自身の強みであると考えます。


上記の例では、自身の強みは何かという質問に対し、結論をはじめに述べています。

そして、次にそれを強みと考える理由・根拠(根拠)、具体的なエピソード・事例を述べ、最後にこの経験で学んだことを結論としてまとめています。

CREC法の練習方法

最後に今回紹介したCREC法を自然に使えるようになるために、参考にするもの、普段の生活の中で意識することを紹介したいと思います。

内定者のESを参考にする

1つ目は、内定者のESを参考にする方法です。

内定者のESは多くの場合、CREC法を使って文章を構成しています。

このときに見るべきポイントとしては、ES全体をCREC(結論、根拠、事例、結論)それぞれで区切ってみることをお勧めします。

文章をパートごとに区切ることによって、より文章がどのように展開されているのか分かります。
また、全体を見たときに、各パートはどれくらいの割合になっているのか、またはどれくらいの割合が読み手の立場では文章が読みやすいかを調べてみましょう。
300文字や700文字など文字指定で変化があるのかも調べるのがお勧めです。

「結論から述べると〜」と話すように意識する

2つ目は日常会話の中で、「まず結論から述べると〜」といった話し方を意識して使ってみる実践法です。

CREC法で1番大事になるのは、結論から話を展開することです。
また、結論を最初に述べることによって、その後には自然とその理由や根拠を述べることができます。

結論から話を展開する癖をつけるためにも、「結論から話すと〜」と話始めることを日常の会話の中でも意識してみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

同じ内容の話を伝えようと思っても、伝え方によって相手が受け取る印象や理解度は変わってきます。

自分の伝えたいことを相手にわかりやすく、論理的に伝えるためにも、ぜひCREC法を上手に活用し、就活に生かしていきましょう!

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