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デベロッパーの根本を担う「開発部門」の仕事内容とは?

2021年5月9日 更新

不動産業界の中でも、「デベロッパー」は、建築土木学生の方はもちろん、一般の学生の方にも聞き馴染みのある職業ではないでしょうか。

一口にデベロッパーといっても、手掛けている業務の範囲はとても幅広いです。企業ごとに事業領域は異なりますが、オフィスビル、マンション、商業施設、ホテル、物流倉庫などが挙げられます。

そこで今回は、そんな幅広いデベロッパーの業務の中でも「開発部門」についてご紹介します。デベロッパーが携わる全体の流れについても触れるので、業界全体とその流れについても整理していきましょう。

そもそもデベロッパーとは?

デベロッパーは、土地を取得し、そこに建設する不動産を計画したのち、設計事務所やゼネコンなどの力を借りながら、不動産の開発を行う業界を指します。開発した後、不動産の販売や運用を行います。

不動産の種類は、企業によって異なりますが、主に、商業施設、オフィスビル、マンション、ホテル・リゾートが挙げられます。
その他にも再生可能エネルギーの施設やスキー場などの開発及び運用をしている企業もあります。

今回注目するのはデベロッパーの「開発部門」

先ほどは、主にデベロッパーが担う事業内容についてご紹介しました。ここからご紹介するのは、デベロッパーの「開発」の部分に携わる職種について注目し、ご紹介していきます。

デベロッパーの開発部分に携わる業務は、以下になります。

  1. 用地取得
  2. コンセプトの企画・計画
  3. 設計・施工発注
  4. 竣工・販売・営業
  5. 管理

これらをそれぞれ詳しく見ていき、デベロッパーの仕事の要となる開発の仕事について整理していきましょう。

デベロッパーの開発の流れ

1. 用地取得

まず、デベロッパーが行うのは用地の取得です。用地を手に入れるにあたって、まず土地の調査を行う必要があります。土地自体の情報はもちろん、土地周辺の環境などといったさまざまな情報を手に入れ、それを吟味した上で用地を取得します。用地取得をする際には、各地の土地の売買を仲介している企業から土地を仕入れる場合が多いですが、地権者から直接取得する場合もあります。

この際、さまざまな視点から土地に対するリサーチを行うため、専門的な知識と共に交渉力も必要となります。

2. コンセプトの企画・計画

用地を取得したあとは、街づくりのコンセプトを企画・計画します。

日本の場合、都市計画法や建築基準法に則り、その土地に建てられる建物の用途や規模、延べ床面積が制限されます。その中で、取得した土地に最適かつ土地の特徴を最大限活かすことができる建物の大まかな設計を行います。

ここではコンセプトはもちろん、外観や内装の設計やデザインといった計画を行います。

3. 設計・施工発注

コンセプトが決まり、それに準じた設計の計画ができたら、実際に工事に当たる設計と施工の発注を行います。設計は、設計事務所やゼネコンの設計部署が主な発注先になりますが、デザイン監修という立場で意匠設計事務所が入ることがあります。施工は主にゼネコンに発注します。

デベロッパー自身は実際に工事には携わることはありませんが、発注を委託した設計会社や建設会社と連携し、スケジュール管理や収支管理などを行います。

また、工事が進むなかで、事業主であるデベロッパーが近隣住民への説明会や対応などを真摯に行うことで、竣工後も地域から愛される建物につながります。

4. 竣工・販売

建物が竣工したら、デベロッパーの開発部門が受け持つ仕事はここで終了です。完成した建物は、その建物にあった業界へ向けて営業部によって販売や賃貸が行われます。

マンションなどは、販売されることが多く、販売後はマンションの管理を担う会社に管理運営業務を委託します。

オフィスや商業施設などは、基本的にテナントに向けて賃貸することが多く、施設の管理運営を社内の専門の部署が担う場合と、外部委託する場合があります。

デベロッパーの開発部門とゼネコンの関係性

ここまで、デベロッパーの開発について具体的にご紹介してきましたが、近い業界であるゼネコンとの関係性についても整理しておきましょう。

デベロッパーはご紹介した通り、用地の取得から企画、販売までを行いますが、実際に工事を行うことはありません。そこで設計、施工の発注を行い、その委託を受けて実際に工事を行うのがゼネコンとなります。

つまり、デベロッパーが企画した建物をゼネコンが実際に建てるという流れになります。

デベロッパーの開発職の魅力とやりがい

デベロッパーは職種を問わず、土地や不動産といった大規模な分野に携わる仕事のため、責任が重く大変な職業であると言えます。

しかし、実際に成果が建物という形となって完成することや、多くの人に利用されるようになったりするなど、自分自身の努力が成果となるのを目に見える形で実感することができ、達成感ややりがいに繋がります。

デベロッパーは街づくりという人々の生活をより豊かにする職業であり、社会に貢献しているという実感を味わうことができる魅力があります。

また、大規模な建物を立てる際には、予期せぬ事態によって一時的に工事がストップしてしまうことがあります。

しかし、計画通りのスケジュールで進めないと、コストがかさみ利益が大きく減ってしまうため、臨機応変に対応しながらスケジュール管理とコスト管理を徹底する必要があります。

デベロッパーとしての腕の見せ所であるため、チームをうまく運営しながら、計画通りに事業を完遂できたときに大きな達成感を得られるでしょう。

デベロッパーの開発職を目指すためには?

就職後に必要な資格は?

ちなみに、デベロッパーの開発職に就いたあとには、どのような資格やスキルがあると良いのでしょうか。

デベロッパーのどの職種を目指す上でも必要なのは「宅地建物取引士」です。建物だけでなく土地にも関わるデベロッパーの開発職には、必要な資格となります。

また、設計や施工を委託する設計事務所やゼネコンからの信頼が高まるという点において、「建築士」の資格も持っておくとベターです。

あくまでもこれらはデベロッパーで働くうえで重要となる資格ですが、選考時にはあまり重要視されないため、そのほかの対策を入念に行いましょう。

他に必要なスキルは?

デベロッパーの開発職は、営業職と違った形で多くの人と交渉や合意形成をしたり、チームとして動くことが主な職業です。

用地取得や企画などにおいては、試行錯誤を繰り返しながらさまざまな視点から土地を調査し、そこから最適な案を計画します。

また、設計・施工発注においても、スケジュール及びコスト管理や、ゼネコン・設計事務所との連携が不可欠となるため、チームプレーや全体を統括する主体性が不可欠となります。

まとめ

今回は、デベロッパーの中でも開発部門に着目して仕事内容や必要な素養をご紹介しました。開発職は、デベロッパーの要となる業務に携わっていると言えます。事業の規模が大きく、責任は大きいですが、その分のやりがいが感じられる職業です。

また、最近では、行政と協力しながら公共施設と一体的な開発をする事例も増えてきているため、今後も事業の質や領域が変化する興味深い業界と言えます。

デベロッパーと一口に言っても、手掛ける事業範囲が広いため、どの分野の職種がどのような仕事を担っているのかを整理する必要があります。

ぜひ参考にして、職業研究を深めてみてくださいね。

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