総合デベロッパーに就職するためには?ESから面接までの傾向や対策をご紹介

2021年12月29日 更新

様々な不動産の企画や開発を行う総合デベロッパーは、毎年多くの就活生から人気の業界です。企業の中には社内に設計部門を持っている企業もあるため、土木建築学生の皆さんも充分に活躍できる業界であると言えます。

また、有名なオフィスビルや施設の建設や開発を行っている大手企業も多数存在しているため、選考を受けてみようと思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、総合デベロッパーの業界は人気であることに加え、採用人数が10数名から3,40名程度と少ないため、倍率が高い業界であると言えるでしょう。そこで、あらかじめ選考フロー、ESや面接の傾向を知っておくと、選考のイメージが付きやすく、対策もしやすくなります。

今回は、総合デベロッパーの業界の選考フロー、ESやそれぞれの面接の傾向やそれに対する対策をご紹介します。総合デベロッパーを志望しようと思っている方も、まだ迷っている方も、ぜひ参考にして選考のイメージを掴んでくださいね。

総合デベロッパーとは?

そもそも総合デベロッパーとはどのような仕事を担っているのでしょうか。

デベロッパーの業界の中には、「総合デベロッパー」と「専業デベロッパー」と呼ばれる業界があります。

今回ご紹介する総合デベロッパーは専業デベロッパーに比べ、オフィスビルや商業施設、マンションというように、用途に制限を持たず、大規模な不動産の企画、開発、建設を行います。

具体的には、六本木ヒルズを所有している森ビルや、丸の内エリアを手掛ける三菱地所といった企業が挙げられます。企業によって具体的な事業内容や職種は異なるため、予めどのような企業があるのかを調べておくと良いでしょう。

では、ここからは総合デベロッパーになるための選考についてご紹介します。業界全体のESの傾向や、面接でどのようなことを聞かれるのかといったことまでご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

業界全体の主な選考フロー

まず、総合デベロッパーの業界の選考は以下のようなフローで行われることが多いです。

1. 説明会
2. ES、Webテスト・SPI
3. 一次面接
4. グループディスカッション
5. 二次面接
6. 最終面接

企業の中には、グループディスカッション、少人数の懇親会や社長を交えた座談会など、企業独自の選考を設けている企業もあるため、気になる企業があれば事前にチェックしておきましょう。

ちなみに、今回ご紹介する通常の選考の前にインターンシップを行う企業が多く、参加することで面接でも有力になり、また本選考の一部が免除される場合もあります。そのため、まだインターンシップに参加することができる方は参加することをおすすめします。

では、ここからそれぞれの選考の傾向や対策についてご紹介していきます。

ESの傾向と対策

まず、説明会に参加した後に課せられるESについてご紹介します。
もちろん、企業によって質問項目の内容は様々ですが、主に以下の質問項目が考えられます。

〈ESの質問項目の例〉
・志望理由
・自己PR
・大学時代に力を入れて取り組んだこと
・大学入学までに経験したこと
・自分が大切にしている信念
・就活の軸
・その企業でやってみたいこと
・周囲と協力して集団で課題に取り組んだ経験
・挫折経験
・学業についての経験

また、企業によって質問の仕方が異なるため、その質問に沿って書き方を変えることも必要です。

例えば、「大学時代に力を入れて取り組んだこと」のひとつを取っても、企業によっては以下のような質問を設ける場合があります。

・大学・大学院の学生生活での経験の詳細と、その経験が今のあなたの考え方や行動にどうつながっているのか
・力を入れたことのなかで、貴方自身による独自の取組みや発想で得られた経験もしくは成し遂げたこと
・学生時代に特に力をいれたことの中で、あなたの強みが最も活かされたエピソード
・自分なりにチャレンジングな目標を立てて何かに取り組んだ経験、その目標を立てた背景

また、大学時代に取り組んだことを複数聞かれる場合や、大学時代だけでなく大学入学までの経験について、そしてその経験が現在の自分の考え方や行動にどうつながっているのかを問う企業もあるため、きちんとした自己分析が必要になります。

ESの中でも注目される志望理由でポイントとなるのは、「なぜその企業なのか」という点をしっかりと含むことです。また、ただ単にその企業の建物が好きだ、ということを伝えるのではなく、そこからどう働いて活躍したいのかを明確にすることが大切です。

そして、ESを書く前に企業について理解し、知識をつけておくことも大切です。企業の中には選考の途中に2回目のESを課す企業もあり、1回目のESよりもより事業内容に踏み込んだ意見を書かなければならない場合があります。

ホームページやその企業の実績物件に足を運ぶことはもちろん、OBOG訪問で、その企業でどのような人物が活躍し、どのような人物が求められているのかを予め知っておくと、ESを書く上で軸が定まってきます。

WebテストやSPIの難易度は?

次に、ESと同時に受検を求められることが多いWebテストのやSPIの難易度についてご紹介します。

ほとんどが玉手箱通常のSPIやWebテストであることが多いため、難易度は普通程度です。しかし、エントリーする就活生が多いことから、合格のボーダーラインが高くなると思われるため、この選考での倍率は高いと言えるでしょう。

しっかりと問題集を何度も復習し、9割程度取れるように準備しておくことが求められます。

一次面接の傾向と対策

次に、一次面接の傾向や対策についてご紹介します。

簡単な自己紹介をしたあと、以下のような質問がなされる場合が多いです。基本的には、ESに沿った質問が多いですが、中にはESから逸れたような質問をされることも多いので、しっかりと対策をしておきましょう。

〈一次面接の質問項目の例〉
・志望理由
・学生時代に頑張ったこと
・入社後にやりたいこと
・就活状況
・働くにあたって譲れないと考えるもの
・ESと関係ない、自分の性格や強み、弱みについて
・企業の開発で一番好きなところ
・企業の建物で一番好きな建物
・自分が考える企業の今後の課題
・挫折経験
・今勉強していること
・企業の志望順位について

他にも、「コロナ禍を経てオフィスや住宅といった不動産の需要はどう変わっていくか」、「世界に誇れる、企業が所有している不動産にしかないものについて」といった質問や、「他社とどう違うのか」といった質問をされる場合もあります。

ESに書いたことや、よく聞かれそうな質問に対する回答はもちろんですが、自分の強みや弱みなどについて複数のパターンを考えておくことや、学生時代にどう頑張ったり、取り組んだりしたのか、そこから何を得たのかをしっかりと考えておくことが必要となります。

また、大手〜中小企業まで、数多く存在する業界であるため、「他社にはないその企業の良さ」をアピールすることも大切です。自己分析だけでなく、業界分析や企業分析を行っているかどうかも一次面接からしっかり見られていることがあるため、事前にきちんと勉強をしておきましょう。

グループディスカッションの傾向と対策

企業によっては、選考の中でグループディスカッションが行われることがあります。そこで、グループディスカッションで課せられるテーマの傾向や、どのような対策をすれば良いのかをご紹介します。

まず、総合デベロッパーの業界の企業では、主に街づくりの提案をグループディスカッションのテーマとすることが多いです。しかし、中には街づくり以外に関するテーマを与えられることもあるため、臨機応変に対応することが求められます。

また、総合デベロッパーは街づくりを行う時に、多くの人と関わりながら仕事を行う職業です。そのため、グループディスカッションでは、意見を主張しながらも、チームメンバーと協力し、取りまとめていくようなイメージで議論すると、総合デベロッパーの働き方にあった人物として印象を与えることができるでしょう。

二次面接の傾向と対策

次に、二次面接の傾向と対策についてご紹介します。
二次面接では、主に以下のような質問をされる場合が多いです。

〈二次面接の質問項目の例〉
・志望動機
・今までで一番の挑戦
・今までで一番の挫折
・理不尽な経験
・ES以外で学生時代に頑張ったこと、そこから学んだこと
・企業の印象
・モチベーションが下がった経験
・社会人になる上で自分が重視していること
・学業の内容と、それを学ぼうと思った理由
・入社後、どのような仕事がしたいか
・ポートフォリオのプレゼン

他にも、「見学した街や物件の中で最も印象に残っているもの」や、「企業の所有している建物の中で一番好きな建物と嫌いな建物」といった、実際に足を運ばないと明確に答えられないような質問をされる場合もあります。

また、志望動機の中では、「なぜこの業界か」、「なぜこの企業なのか」、「どうして街づくりに興味があるのか」といった点を深く聞かれる傾向があるため、自分の中で他社との比較をして質問に答えられるようにしておきましょう。

そして、土木建築学生の皆さんの中には建設部門や建築系の部署を志望している方も多いのではないでしょうか。その場合、ポートフォリオを提出してプレゼンする場合もあります。

ポートフォリオ自体に関する質問はもちろん、それに対する周囲の評価や自分の考え、次に活かそうと思ったことなども聞かれる場合があるため、事前に考えておくと良いでしょう。

最終面接の傾向と対策

次に、最終面接の傾向と対策についてご紹介します。
最終面接では、主に以下のような質問がされる場合が多いです。

〈最終面接の質問項目の例〉
・志望動機
・ESに書いていない内容で自己紹介
・一次面接で答えた以外の大学時代に頑張ったことについて
・就活状況
・自分の強みをどう企業で活かすか
・入社後にやりたいこと
・今後の不動産業界が直面する課題とそれに対しての自分なりの打開策
・学業について
・好きな街、好きな商業施設について
・コロナによって、不動産会社へ入社する気持ちはどのようになったか。
・デベロッパーという仕事を意識したはじめのきっかけ
・周りからどのような人だと言われるか
・自分の苦手なこと、嫌いなものなど、今までのイメージを打ち壊すようなエピソード
・人生において譲れないこと
・人生で戻れるならいつに戻りたいか
・部署が希望と違ったらどうするか
・挫折経験
・二次面接と同じようにポートフォリオのプレゼン

以上のように、基本的な質問に加え、デベロッパーを志望する理由とその中でもなぜその自社を志望するのかということを突き詰め、熱意を確かめるような質問が多いです。

また、人との関わりを重視する業界であるため、周囲からどう見られているかという点についても質問がされます。

現在、コロナ禍であることも含めて、時事問題を絡ませた志望動機についての質問をされる場合が多いと思われます。

また、これまでの選考で回答したこと以外の回答を求められる質問もあるため、ひとつの質問に対しても様々なパターンの回答を用意しておくことが求められると言えます。

また、建築系の部署を希望した場合、二次面接と同じように最終面接でもポートフォリオを提出し、プレゼンすることが求められる場合があります。この時、役員の人数分コピーを持っていくことも大切です。

建築部門をもっている企業では、ポートフォリオも重視される場合が多いので、そちらの準備もしっかりとしておく必要があります。

ポートフォリオを提出するポイントは、チームで設計した作品を提出すると、チームで仕事を行うことが多いデベロッパーには好印象であると思われます。あくまで「求められている人物像」をしっかりと把握して準備することが求められます。

全体を通しての傾向と対策

ここまで、ESから最終面接までの選考についてご紹介しました。企業によってESや面接の内容は異なりますが、全体の傾向としてESの深掘りはもちろん、ES以外のことについても深掘りされることが多いため、幅広い質問にも対応できるような準備が必要です。

また、自己分析だけでなく、その企業が所有している建物などに足を運んだり、他社と比較して魅力を答えられるようにしておくなどの対策も必要です。
ESから最終面接まで、「なぜその企業でないといけないのか」を伝えるように心がけましょう。

そして、建築系の部署を希望した場合に求められることがあるポートフォリオも、面接を受ける前から用意しておくと良いでしょう。
大切なのは、そのポートフォリオを活かしてどう企業で活躍したいかを伝えることです。そのために、どういったポートフォリオを提出すればその企業に合う人物だと思われるかを考えて準備すると良いです。

まとめ

今回は、総合デベロッパーの業界の選考についてご紹介しました。

大手企業が数多くあり、魅力的な開発や街づくりを行っている総合デベロッパーの業界の選考は、倍率が高く、狭き門であると言えます。

しかし、しっかりと業界研究や企業研究、自己分析をしておくことで、他の就活生を差をつけることができるでしょう。

総合デベロッパーへの選考を受けるか迷っている方も、既に志望している方も、ぜひ参考にして、選考フローと選考の傾向を把握してイメージを掴んでみてくださいね。

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