建築土木学生のESはどのように書いたらいい? ESの内容からポイントまで
現在の日本の就活では、業界や職種に関わらず学生にESの提出を求める企業が多くあります。建築土木の業界も同じく、ESの提出をほとんどの企業で求められます。
今回はESについて、概要や準備の際に気をつけるべきポイントをご紹介します。
この記事の目次
ESについて
ESとは?
ESとはエントリーシートの略で履歴書のようなものです。しかし、履歴書は書く内容が毎回決まっていますが、ESの場合は聞かれる質問などが企業によって異なっているという特徴があります。
ESは企業が面接をする際の参考資料として使われます。
そのため、1次面接の前までに期限が設けられており、その期限以内に提出をするというのが一般的です。また、大手企業など学生のエントリー数が多い企業は、ESがそのまま1次選考になる企業もありESの出来次第では面接に進めない企業もあります。
ESで聞かれること
ESで聞かれる内容は企業によって異なります。
代表的な質問として「学生時代に力を入れたことをおしえてください」「自己PRをしてください」や「あなたの長所を教えてください」など学生のパーソナリティの部分を知るための質問や、「志望動機を教えてください」「この業界を志望する理由を教えてください」など業界に関しての知識や熱意を知るための質問などがよく聞かれます。
ESを出す前にすべきこと
ESの質問の文字数は企業や質問内容にもよりますが、500文字前後のものが多く、いきなり書き始めると途中で詰まってしまったり、何が言いたいのか分からなくなってしまう場合があります。
ESを書き始める前に、以下のことを準備しておくとその後のESを書くという作業がスムーズに進められます。
ESを出す企業を調べる
多くの学生はESを出す前にその企業の会社説明会に参加すると思います。会社説明会では、事業内容やビジネスモデル、社風とともに、企業がどのような学生を求めているのかを教えてくれるはずです。
企業の求めている人物像や会社の雰囲気が分かれば、ESでどのような内容を書くとその企業に好印象を与えられるかが分かるはずです。
企業のことを調べるのは企業分析といって面接のときにも役立ち、実際に就職した後に想像してたイメージと違うなどというミスマッチも防げます。
説明会に参加できなかった場合の情報収集は?
その企業のホームページを参考にしてみてください。新卒の採用ページがあればESを書くときに参考になる内容が載っていると思います。また、社長や役員のメッセージやインタビューからも手がかりを掴めるはずです。
人生を振り返りエピソードをまとめる
学生時代に頑張ったことや今までで一番努力してきたことなどを聞かれたときに、いきなり具体的に書くのは難しいですよね。
そのため、まずはESを書く前に自分の人生を振り返ってみてみましょう。人生の中でターニングポイントになったときや他の人よりも頑張ることができたと思える出来事が1つや2つ見つかるはずです。
次に、その出来事やエピソードの当時の状況やその後の変化などできるだけ具体的にメモをしておきましょう。
企業が知りたいのは学生の人間性です。なぜその行動に至ったのか、その結果どう自分が変わっていったのかという点を判断されます。具体的に書けるようにすることでより自分のことを知ってもらうチャンスになります。
ESを書くときに気をつけること
ESを書く準備ができたら、実際にESを書いてみましょう。ここではESを書くときにどのようなことを意識しながら書くと、就活のときに有利になるか説明していきます。
次の面接に繋がるような内容書く
ESは就活の中で重要ですが、ESだけで採用が決まるわけではありません。
企業は、面接のときにESの内容をより掘り下げて質問をしながら学生を見極めていきます。そのため、面接のときに質問してほしいことをESに書いておくことでより自分をアピールすることができます。
面接官がESを見てどのような質問をするかを想定し、その答えもあらかじめ用意することで、より面接が上手くいく可能性が上がります。
自分の特徴が伝わるように書く
面接官は学生がどんな人物なのか詳しく知りたいと思っています。しかし、面接を行う前までに学生のことを知ることができるのはESの内容のみです。
表情や声のトーンなどの違いがないため、いかに具体的に自分の特徴を伝えることができるかということが重要になってきます。また文章で相手に分かりやすく伝える能力も判断されます。
より具体的に書くためには?
5W1Hを意識して書くようにしましょう。また、一番伝えたいことを最初に書き、その後に理由や背景を書くことで読みやすい文章になります。
面接官の目に留まるようなESにする
上記でも説明したように、大企業や人気企業ではESが1次選考として設定されている企業もあります。
そのため、何千というESが企業のもとに届き、ESの選考は1度目を通しただけの数十秒で判断される場合もあります。
そのような場合は、どのようなESを書けばESでの選考を通過することができるでしょうか?
他の学生には無いような特徴や経験がある
自分だけにしかない特徴や経験を持っていればそれは興味を引くことができるかもしれません。
しかし現在は、留学経験のある学生も多く、設計事務所などでのアルバイト経験のある学生も増えてきていますが、そのような経験がない学生はどのような内容を書けばいいのでしょうか。
また、特徴や経験したことが被ってしまった場合、何が選考の通過か否かを分けるのでしょうか?
この学生に面接をしてみたいと思わせる内容を書く
上記で面接のときに繋がる内容にすると書きましたが、そもそも面接に進めなければ意味がありません。
ESを読んだときに、ここの内容について面接のときにもっと聞いてみたいと思われたり、文章は具体的にかけていて伝える力はあるが実際に対面でのコミュニケーション力もあるのだろうかと思われることができればESでの選考は通過できます。
見直しをする
書き終わったら見直しをしましょう。誤字脱字、文法のミスがあった場合にはESの選考で落とされてしまいます。
ここは注意すれば防げる部分なので、必ずESを提出する前に自分の書いた文章を見直すようにしましょう。
また、余裕があれば自分の書いた文章を他の人に読んでもらいましょう。そのときに誤字脱字、文法だけでなく面接で指摘されそうな部分を第三者からチェックしてもらうことも重要です。
まとめ
面接が数回に渡って行われる企業もあると思いますが、そのすべての面接で面接官は、ESに目を通します。ESは提出したら終わりではなく、選考が終わるまでずっと学生の情報として企業内で使われます。
指定された質問の中でどれだけ自分がその企業で働くのに相応しい人間性と情熱を持っているのかをアピールできるのかが問われます。
実際にESを提出する前に、よく出る質問に対しての自分の答えのベースをあらかじめ作っておくと、複数の企業に応募してたくさんESを書かなければいけないというときに役に立ちます。ネットなどにも選考を通過した先輩のESなどを見ることができる場合もあるのでどのようなESが読み手に好印象を与えるのか参考になると思います。
自分の伝えたいことをしっかりと伝えられるような内容を書けるように頑張ってください!
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