面接官はここを見てる! 面接ごとのポイントをご紹介

就活の中で誰しもが必ず通る過程が面接です。
多くの学生が面接対策などの準備を行いますが、採用までに多くの学生が同じ企業と複数回面接を行い採用、不採用が決まります。
しかし、1次面接と次の面接で同じ質問をされたり、企業側も学生側も時間を取って面接をしていることを考えると、面接は1回でいいのではと思うかもしれません。
実は面接を複数回行うのには理由があり、それぞれの面接で企業側が見ているポイントは異なっていて、全面接を通過することによって採用に至るという流れになっています。
面接の回数は企業によって違いますが、今回は1次面接、2次面接、最終面接の3つの段階での違いや、企業側がどのような点を重視しているかなどをご紹介していきたいと思います。
最後には、面接対策として想定質問集もご紹介しますので、最後まで目を通してみてください!
全面接に共通すること
面接ごとの違いを紹介する前に前提として、全ての面接が重要であり、優先順位はつけられないということを覚えておきましょう。
最終面接で採用か不採用の結果が出るから最終面接が1番大切だというわけではありません。
後で紹介するように、面接は必ずしも人事の人が行うわけではなく、現場社員が普段の仕事があるなかで、学生のために時間を取ってくれている場合もあります。
そのため時間を確保してくれている企業に対する感謝の気持ちを忘れず、身だしなみ、言葉遣いなどは常に意識し、全ての面接で全力を出し切れるようにしっかりと対策を行ってから面接に臨むようにしましょう。

各面接ごとの違い
1次面接
1次面接は学生と企業との初めての面接であり、企業側は初めて学生の雰囲気などを知ることができます。
そのため第一印象がとても大事です。
面接は一般的には人事の採用を担当している社員が担当します。
1次面接で重視されるポイントは主に学生の「人柄」や「雰囲気」です。
採用を担当している方は普段から多くの学生を見てきているので、面接の短い時間内で学生の人柄や雰囲気を面接内でのやり取りから判断していきます。
1次面接を通過すると、実際に現場で働いている社員や、企業の役員が面接を行うことが増えていくので、採用担当側としてはこの学生と面接をしたのが時間の無駄であったと次の面接官に思われないために、良い学生を選んでいくというよりも、基準に満たない学生を落としていくという形で面接を進めていきます。
1次面接で企業側が受けた印象がその後の面接にもデータとして引き継がれるということを念頭に置いて、面接では企業側にいい印象を与えられるようにしましょう。
2次〜面接
2次面接以降の面接では、すでに前の面接を通過している学生が対象となるため、ある程度の基準を満たした学生が参加し、その中から最終面接に進むことができる学生を選んでいきます。
2次面接では採用担当の方以外に、就職後に配属になる現場の社員も面接を担当することがあります。
現場で働く社員にとっては、面接をする学生の中から、将来自分の部下になるかもしれない人を選考していくことになります。
そのため2次面接では「学生の性格や考えが企業とマッチしているかという相性」が重要になってきます。
2次面接の対策として、大切なことは企業についてよく知ることです。
企業がどのような人を求めているのかはその企業をよく調べて理解していないと分かりません。
企業についてよく理解し、自分考えのどの部分が企業の考えと似ていると思ったのか、そして自分が入社した場合に、どのような形で企業に貢献できるのかということを明確に伝えらるように準備をしましょう。
また、以上のような考えを「端的に伝える」こともポイントになります。素晴らしい考えを持っていても、それを延々と話していては、面接官も飽きてしまうでしょう。そうなると内容がうまく相手に届かないことに加え、印象も悪くなってしまいます。
面接前には、伝えたいことを1~2分にまとめるように、入念に準備と練習をしておきましょう。
最終面接
最終面接は企業への採用が決まる面接になります。
最終面接は多くの場合、企業の役員などの立場が上の人が担当します。
役員などは入社後に実際の仕事などで関わることはあまりありませんが、今後の企業の方針など大きなくくりで影響を受けます。
最終面接の前に複数回の面接を通過しているので、学生に対して企業は一定の評価をしており、あとは最終決定権を持つ面接担当者の判断次第ということになります。
最終面接で大事になってくるのは「企業への入社熱意をアピールすること」です。
学生は内定をいくつも持っていても最終的に入社できる企業は1つだけです。
企業にとっても学生を採用するため、就活イベントの参加や就活サイトへの掲載など多くの費用をかけています。
内定を出したとしても、学生に辞退されてしまっては機会や費用など多くの損失を被ります。
そのため企業は学生に現在の就活状況や、内定を出した場合に承諾してくれる可能性を知りたいため、志望度や、学生の熱意を聞き出すような質問をします。
これに対して学生側も役員など立場が上の人と面接をすることや、志望動機を聞かれるなどプレッシャーを受けやすい面接になりますが、緊張しすぎないことが大切です。
自分はここまでの面接を通過してきたことに自信を持ち、最終面接を受けるときはその企業が第一志望であるという心持ちでいることを心がけましょう。
学生側としては内定を複数もらいたいと思うことは当然の心境です。
「弊社が第一志望ですか?」と面接中に聞かれた場合、正直に答えても問題はないですが、「第一志望です」と答えても大丈夫です。
また、最終面接では企業の将来性や今後企業を成長させるためには何が必要かを考えるなど、大きくかつ企業の視点で物事を語るということが重要になります。
面接を担当する方は社員よりも経営者に近い立場の方が多いです。
一緒に働きたいと思われるよりも、この人に会社を引っ張っていける存在になってほしいと期待されるような評価をもらえるようにしましょう。

面接対策:想定質問集!
面接ごとのポイントをご紹介してきましたが、最後に面接対策としてまず準備をするべき質問集をご紹介します。これらは、どの面接でも聞かれる可能性の高いものです。1分程度(300文字程度)で答えられるように準備しておきましょう。
学生時代に学んだことを教えてください?
あなたの長所 / 短所はなんですか?
あなたの性格を教えてください?
周りからどんな人だと言われますか?
趣味や特技はありますか?
リーダーシップを発揮した経験はありますか?
あなたは〇〇年後どうなっていたいですか?
仕事をするうえで重要だと思うことは何ですか?
あなたにとって働くとはどういうことですか?
就活の軸は何ですか?
志望動機を教えてください。
あなたが入社することで当社はどう変わりますか?
あなたの強みを当社でどう活かせますか?
最近注目しているニュースはありますか?
最後に質問はありますか?(逆質問)
好きな建築や土木構造物はありますか?理由も教えてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
志望動機は就活生への質問のなかでもかなり重要であり、企業側もどのように答えるのかを期待しながら選考を進めます。
自分がこの企業の選考をなぜ受けようと思ったのか、どのような点に惹かれたのかを言語化することができれば、学生の思いは企業にも伝わるはずです。
就活では、自分の魅力ばかりを伝えようとする学生が多いですが、企業の良いところにもしっかりと注目し、お互いの良いところを分かり合える相思相愛の状態になれるようにしましょう!
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