要チェック!面接の新しい形式 オンライン面接での注意点とは?

2024年10月4日 更新

今まで就活での面接では対面で行うことが主流でしたが、ZoomやSkypeなどのオンラインコミュニケーションアプリや通信速度が発達したことにより面接をオンラインで行う機会も増えていきました。

コロナ禍をきっかけに急速に広まりましたが、現在では多くの企業でオンライン面接が一つの選択肢として継続されています。

オンライン面接では、対面面接とは異なる点に注意する必要があります。
今回は、オンライン面接を行ううえでの気をつけるポイントを中心に紹介していきます。

オンラインでの面接を行う学生の皆さんは面接を行う前のチェックリストとしてもぜひ役立ててみてください。

オンライン面接のメリット・デメリット

対面形式とオンライン形式では、面接の進め方や聞かれる質問などは基本的には同じです。しかし、対面とオンラインではそれぞれ特徴、メリット・デメリットがあります。

以下にオンライン面接のメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット

オンライン面接の1番のメリットは企業、もしくは面接会場に出向く必要がないことです。

学校に通っている学生にとって授業がある中で、面接の時間に企業に出向き、複数の面接が重なると授業を休んで面接を受けに行く場合もあります。

また、東京や大阪などの都市に本社を置いている企業で、面接を地方でも行なっている企業は多くはありません。

地方の学生にとって何度も遠いところへ面接を受けに向かう場合は、時間と費用の面での負担が大きくなります。

企業側にとっても、地方の優秀な学生と面接をできないことは機会の損失に繋がるので、企業側も学生と面接の日程調整がしやすく、全国の学生と面接ができることはメリットになります。

デメリット

オンライン面接でのデメリットの多くはオンライン面接の特徴を把握できたいないために起こります。

skypeやzoomなどのツールをまだ使用したことがない場合が学生も多く、音声やマイクが聞こえないなど、面接中にトラブルが起こることが多く、面接中に焦ってしまい本来の実力を発揮できずに終わってしまうこともあります。

また、対面ならではの会話の間が掴みづらく、面接の会話がぎこちなくなってしまう場合もあります。

これらの対策は次で紹介しますが、まず第一にオンラインでのコミュニケーションに慣れ、トラブルが起きても焦らず対処できることが重要になります。

オンライン面接で注意すべき点

では、ここからはオンライン面接で注意すべき点を面接前、面接中、面接後の3つに分けて紹介していきます。

面接前

オンライン面接では、事前の準備がとても大切になります。

面接をスムーズに行うためにも本番で起こりうるトラブルに関しては、準備の段階で対策をしておくことが望ましいです。

以下には面接前にチェックするべき項目をまとめました。

服装・背景

対面での面接だけでなく、オンライン面接でも服装は重要です。
事前に服装の指定がある場合は指定の服装、指定がない場合はスーツを着用するようにしましょう。

また、面接をする背景にも気をつけましょう。
カメラ越しに部屋が見えてしまい、私物などが散らかっていると面接官が抱く印象は悪くなってしまいます。
面接をするときは背景に物が映らないように配慮をし、出来るだけ白無地にしましょう。

プラスの要素として、自分の顔を明るく見せると面接官が抱く印象は良くなります。
オンライン面接を行う部屋は明るい場所を選ぶようにし、照明や光の当たる角度なども配慮できると良いでしょう。

通信の確認

オンライン面接を行う前に、事前にzoomやskypeなどのアプリを使ってみることをお勧めします。
面接当日にアプリを初めて使う場合では、本番でトラブルが起こったときに対処できません。

事前にカメラやマイクの設定などを確認できるように、友人や家族などと練習で接続してみましょう。
その際に自分の顔がどう映っているのか、声のトーンがどう聞こえるのかをフィードバックしてもらいましょう。

ログインするタイミング

対面での面接と同じように、オンライン面接でも時間より前にはログインできている状態にしましょう。目安として、面接開始時刻の約3分前にログインするようにしましょう。

オンライン面接では企業側も学生が無事面接を始めることができるのかを心配しています。

時間よりも少し早い時間にログインすることで、接続やマイクチェックする時間に使えたり、面接が開始されるまでの時間をアイスブレイクに使える場合もあります。

手元にメモの準備をしよう

面接を行ううえで1つのポイントになるのが逆質問です。
オンライン面接では逆質問の回答をメモできような環境を事前に整えておくことが大事です。
面接官の話を聞きながら、PC上にメモを残すことに慣れていない学生の方も多いはずなので、手書きのメモを取ることをお勧めします。

逆質問は貴重な情報源となるため、しっかりとメモをできるように、手元にメモの準備をしたうえで面接に臨むようにしましょう。

面接中

面接が始まると、基本的に面接中の全ての行動が評価に関わってきます。

対面での面接とはまた違った点が、オンライン面接では重要になります。
以下に面接中のポイントをまとめてみました。

聞き取りづらい場合は、素直に申告しよう

オンライン面接中に起こる可能性が高いトラブルが、通信トラブルによって音声やマイクが途切れて面接官の質問が聞きとれなくなることです。

面接官の質問や会話が聞こえなくなった場合や、面接官の言葉が聞き取りづらかった場合は正直にその旨を伝えましょう。
企業側も通信が途切れて会話が途切れてしまうことは想定しています。

もう1度聞き直すことを遠慮して、その後の会話がうまくいかなくなる方が、面接官の評価は下がってしまうため、面接中にトラブルが起こった場合には、面接官に報告をするようにしましょう。

リアクションは大きく

面接中は学生の雰囲気も評価の対象になります。

しかし画面越しでは学生の表情は分かりづらく、この点はオンライン面接では不利に働きます。

オンライン面接では表情やリアクションが伝わりづらいということをあらかじめ意識し、普段よりも大きく反応やリアクションをすることを心がけましょう。

カメラを見るように意識する

オンライン面接での難しいポイントの1つがカメラ目線です。
対面での面接は面接官の目を見て話すように言われると思います。

しかしオンラインでは面接官を見て話そうとしても、画面を見ていることになってしまい面接官側の視点では目線が合っていません。

オンラインで面接を行う場合は自分が話すときは面接官ではなく、カメラを見ることを意識しましょう。

面接後

接続が切れているかをしっかりと確認する

面接では普段以上に集中力を使うため、面接が終わった後はとても疲れると思います。

しかし、面接が終わった後は接続が切れているのかをしっかりと確認するようにしましょう。自分は終わったつもりでも接続が繋がったままになってしまっていることはよくあります。

緊張の糸が切れた後の自分の姿は見せたくないですよね。
事前にアプリの機能をしっかりと理解し、面接が終わった後ももう1度接続がしっかりと切れているのかを確認しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

就活の形式も時代の変化とともに今後も変わるかもしれません。

ひとそれぞれ、対面とオンラインで好きなスタイルはあると思いますが、社会人になってからも、オンラインで会議やミーティングを行う機会が増えることが想定されるので、学生のうちに使いこなせるようになると社会人になっても困りません。

本番の面接でのトラブルをなるべく避けるためにも、事前の準備はしっかりするようにしましょう!

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