スーパーゼネコンとどう違う? 準大手ゼネコンを受けるうえでのポイントを紹介

2021年12月29日 更新

建築、土木を専攻している学生に人気の業界の1つがゼネコン業界です。

ゼネコンと聞くと多くの人は大成建設、鹿島建設、竹中工務店、清水建設、大林組の売上上位5社であるスーパーゼネコンを思い浮かべ、ゼネコンについてあまり詳しくないと5社以外の企業は分からないという人も多いのではないでしょうか。

しかしゼネコンという業界にも多くの企業があり、それぞれ規模や得意としている分野が異なります。

今回紹介するのは、準スーパーゼネコンと呼ばれている企業の選考の特徴や対策について紹介していきたいと思います。

準大手ゼネコンの特徴をしっかりと理解したうえで就活の対策をしていけるようにしましょう。

準大手ゼネコンとは

準大手ゼネコンはスーパーゼネコンに次いで規模が大きいゼネコン企業の総称です。

一般的に売り上げが3000億円以上1兆円以下の

長谷工コーポレーション
フジタ
戸田建設
五洋建設
前田建設工業
安藤ハザマ
三井住友建設
熊谷組
西松建設
東急建設

10社を指します。

スーパーゼネコンと同様に有名建築物にも多く関わっていながら、それぞれの企業が得意とする分野が別れており、その点ではより各社の特徴が捉えやすくなっています。

選考の事前準備のポイント

企業分析のポイント

ここからは、準大手ゼネコンの選考のポイントを実際の就活の流れに沿って紹介していきたいと思います。

まずは選考を受ける前の企業分析からです。

企業、業界の特徴を調べる

企業分析で重要になってくるのは、スーパーゼネコンやその他中小ゼネコンとの違い、準大手ならではの特徴をよく理解することです。

規模や、知名度で勝るスーパーゼネコンではなくなぜ準大手ゼネコンを志望するのか。

企業側もスーパーゼネコンの抑えとして学生に受けて欲しくはありません。

そして準大手ゼネコンの中でもなぜその企業を選んだのかを面接のときに伝えられるようにしましょう。

各社が強みとする事業のチェック

準大手ゼネコンは企業ごとに特化している構造物が違います。

建築であれば、マンション等の住宅施設、オフィスビル・商業施設・学校・老人ホーム・公共施設などの建築物の中で、自分が受ける企業はどのような建築物の実績が多いのかを調べるようにしましょう。またランドマークになるような社を代表する物件は必ず把握しておきましょう。

また土木であれば、道路やトンネル、橋梁、鉄道、ダムなどに加えて、海洋土木に強みを持つ企業もあるため、自分が携わりたい業務とマッチしているかを確認しましょう。

他業界との違いも明確にしよう

そして、企業ごとの違いだけでなく、他の業界との違いも明確に説明できるようにしましょう。

土木系の技術職であれば公務員や電気会社や建設コンサル、設計であれば設計事務所、建築ならデベロッパーなどについても面接で聞かれる場合があるので、違いを明確にしたうえでなぜゼネコンなのかを説明できるよになりましょう。

やりたいこととキャリアプランを提示しよう

また「面接でどこで働きたいか」や「将来のキャリアプラン」などを聞かれることもあるため、企業の特徴を調べるだけでなく、希望している職種について調べ、なぜこの職種で働きたいのかを具体的な内容で話せるようになっておくことや、入社後にどんなことをしたいかやキャリアプランを具体的かつ明確に話せることも大事になります。

しかし入社後にジョブローテーションを採用している企業もあるため、1つの職種に固執しすぎるのもよくない場合があることに注意しましょう。

課題の理解

企業研究で大事になってくるのが、マイナス面、企業の課題についての理解です。

ゼネコン業界では近年、働き方改革が進んでいるとはいえ、週休二日になっていない企業も存在し、残業時間が多いという特徴もあります。
準大手ゼネコンでもこのような課題が存在し、学生がこのような課題を理解をしたうえで入社して欲しいと思っているケースもあります。

このようなマイナス面に対して、自分は乗り越えていけるという根拠を、過去の経験と照らし合わせながら考えておきましょう。

企業研究の方法とは

では準大手ゼネコンの企業研究を行う方法はどのようなものがあるのでしょうか。

採用ページを確認しよう

最も一般的なのは企業の採用ページを見る方法です。
採用ページには企業側も学生に知って欲しい情報を多く載せています。

ホームページの隅から隅まで読み、丸一日かけたという学生もいるほど採用ページは企業研究に役立ちます。

会社主催のイベントやインターンへ参加しよう

自分で実際に企業が主催する採用イベントや、インターンに参加する方法も企業研究として多くの学生が行なっている方法です。

具体的には企業説明会やインターンへの参加です。このようなイベントに参加することは、志望動機や自己PRで話すネタにもなります。

インターンに参加することで早期選考の案内を出す企業も多いようなので、志望度の高い企業は必ず参加するようにしましょう。

またOB訪問も働き方や、出身大学の同じ先輩のお話はその後の面接でも、その企業への熱意を伝えるのに役立つので、OB訪問を受け入れている企業は積極的に参加するようにしましょう。

その他の有効な企業分析法

そのほかの企業研究の方法としては以下が挙がっています。

ゼネコン、建築関係の本を読む
企業の実際に建設した物件をいくつか見に行く

選考のポイント

面接のポイント、よく聞かれる質問

ここからは準大手ゼネコンの面接対策について紹介していきます。

面接の特徴としては、圧迫まではいかないまでも緊張感のある雰囲気で、面接官の人数も多く、そこで圧倒されてしまう学生も多いようです。

ゼネコン業界は基本的に体育会系な学生が好まれるため、雰囲気に飲まれることなくはっきりとした受け答えをすることを心がけましょう。

面接の質問は基本的にESの通りに質問されることが多いようですが、ESで書いた内容をそのまま言うのでなく、新たに付け加えたりESと違う事を言うことで、面接官が抱く印象はよくなるようです。

面接でよく聞かれる質問

・なぜ建設業を志望したのですか
・建設業とその中でも弊社を志望する理由を教えてください
・当社でやってみたい仕事、成し遂げたいこと、実現していきたいことはなんですか
・どんな部署につきたいか
・あなたは当社の建築設計部門でどのような仕事がしたいですか
・なぜこの業界なのか、またなぜ施工管理なのかを教えてください

最もよく聞かれる質問である「なぜ建設業を志望したのか」「ゼネコンの中でもなぜ弊社なのか」という質問に加えて、「入社してからやってみたいこと」もよく聞かれます。

また志望する部署を聞かれることや、志望する職種が明確な場合は職種についてより詳しく質問されることも予想されます。

これらの質問に対しては、ゼネコン業界と他の業界の比較、志望する企業と他のゼネコン企業の比較を企業分析で行うようにしましょう。

・学生時代に打ち込んできたことを教えてください
・学生時代で一番頑張ったことは何ですか
・現在行っている研究について説明してください

他の業界でもよく質問される「学生時代に力を入れたことについて」は、準大手ゼネコン企業でも、よく質問されます。

また技術職を志望する学生には、学生で学んでいた研究内容について質問されることがあるようです。

自分が学んできたことをその企業に入社した後でどのように活かすことができるのかを面接官が納得できるような形で答えられるようにしましょう。

・海外で仕事をすることに対してどう感じているか
・英語などの語学について、自分の重要度とともに話してください
・入社後、どのような建物を建てたいか、それは海外であっても建てたいか

準大手ゼネコン企業も近年では海外に目を向け、進出を進めている企業も多いため、海外への興味を聞かれることも多くあるので、理由も含めて答えられるようにしておきましょう。

また筆記試験でも英語力が問われるため、海外に興味がない場合でも基礎的な力を身に付けておくことが大切です。

その他の質問として

・当社を知ったきっかけ
・当社についてどのように知りましたか

など、きっかけについての質問や

・得意科目、不得意科目について教えてください
・あなたの強みを教えてください
・あなたはチームの中で積極的に引張る方ですか、それともチームを支える方ですか
・短所を含めた自己PRを行なってください
・特技の〇〇はなぜ続けられたのか

など就活でよく聞かれる一般的な質問や、ESで書いた内容についてより深く聞かれることが多いようです。

最終面接とその後

最終面接は今までの面接と比べて、緊張感があり、圧迫気味で面接を進める企業も多いようです。
圧迫気味で面接を進める理由としては、

・企業側が学生を揺さぶることで本音を聞き出そうとしている
・緊張感のある場面でどれだけ自分の意見をはっきりと伝えられるかを見ている

という狙いがあります。

企業の役員であっても物怖じせずにしっかりと自分の意見を伝えられるようにしましょう。

最終面接で聞かれる質問

・この業界はこれからどうなって行くと思いますか
・建設というと男社会というイメージがあると思うが、どうですか
・もし、希望の部署に配属にならなかった場合、どうですか
・ジョブローテーションによって職種が変わることについてどう思いますか
・当社で将来やりたいことやキャリアプランについて教えてください

最終面接で聞かれる質問に関しては上記で紹介した質問に加え、働くイメージがあるかなど将来性に関連した質問が多くされます。

また第一志望かの確認や、志望度、就活の状況などを聞かれることも多いようです。

当社が目指す脱請負型の経営について説明してください(前田建設工業)
洋上風力発電について説明してください(前田建設工業)

その他の質問として、企業の特徴についての理解度を問われる場合があります。

内定後

内定を貰った場合は、すぐに就活を辞めるようなことを言われる場合は少なく、納得がいくまで就活を続けさせてくれる企業が多いようです。

しかし面接で第一志望であると答えた学生しか内定をもらえない場合もあるようなので、志望度に合わせて就活のスケジュールを事前に考えておくことが重要になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

準大手ゼネコンは、第一志望として受ける学生もいれば、スーパーゼネコンの抑えとして受ける学生もいるなど、志望する背景は様々であると思います。

数ある企業の中でなぜ、準大手ゼネコンを志望するのかなぜその企業でなければいけないのかという理由をはっきりさせることができれば、あとは内容を詰めていくことによって納得いく志望動機が出来上がると思います。

就活の期間に多くの企業業界を調べることは、社会人になってからも役立つ知識となります。

他の学生と差をつけるためにも早めの動き出し、自分独自の志望動機を意識して就活に臨むようにしましょう!

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