不動産と人を繋ぐ役割を担う「不動産仲介」とは?

仕事を知る

2024年9月28日更新

不動産仲介業とは、街にある不動産屋をはじめとして、不動産の売買や賃貸を仲介し、その仲介手数料など利益とする業種です。

仲介をする対象は、企業の規模感によって住宅だけでなく、オフィスやマンションなどの中〜大規模な不動産も取り扱うところもあります。

今回は、不動産仲介の仕事内容についてご紹介していきます。

この記事の目次

1 そもそも不動産仲介の主な仕事内容とは？
- 1.1 不動産賃貸仲介
- 1.2 不動産販売仲介
2 不動産仲介のやりがいとは？
3 不動産仲介を目指すなら？
- 3.1 不動産仲介に向いている人
- 3.2 不動産仲介に資格は必要か
4 まとめ
5 スカウトで就活を有利に進めよう

そもそも不動産仲介の主な仕事内容とは？

不動産仲介は、街の不動産屋からイメージできるように、顧客の要望に合った不動産を紹介したり、販売したりする職種です。不動産仲介の顧客には、不動産を買いたい、借りたいといった顧客や、売りたい、貸したいといった顧客がいます。

主に、不動産仲介の仕事内容として、
・適正な不動産価格の査定
・売る/貸す側の顧客、また買う/借りる側の顧客に対するヒアリング
・顧客に対する金銭面でのアドバイス
・契約時の手続き
などが挙げられます。

また、不動産仲介は、街の不動産屋のような規模感の企業から、大手デベロッパーの不動産を専門に仲介する企業まで、規模感が企業によって違ったり、扱う種類が豊富であったりします。

では、具体的にそんな不動産仲介にはどのような種類があるのでしょうか。今回は2つの種類に分けてそれぞれの職種についてご紹介します。

不動産賃貸仲介

不動産賃貸とは、所有者はそのままで、その物件を他の人に貸し出すことを指します。
不動産賃貸仲介の顧客には、企業の場合と個人の場合があります。

企業の場合は、他の企業の不動産を取り扱う場合や、自社の不動産を取り扱う場合など、企業によって取り扱う不動産はさまざまです。

一方で、個人の場合は自分が所有している不動産を貸したい場合、その仲介をするのも不動産仲介業者です。イメージしやすい街の不動産屋のほとんどはこちらの不動産賃貸仲介となります。

これらのように貸したい不動産を、顧客の要望を聞いて借りたい人に紹介をし、内見に同行し、最後の契約まで一貫してサポートします。

不動産販売仲介

不動産販売仲介とは、他の企業や個人が所有する不動産を販売する代理店のような役割を担います。不動産賃貸仲介のように顧客が来るのを待つのではなく、不動産の売り込みも積極的に行います。

また、販売するだけでなく取り扱う他の企業の不動産を自ら見つけてくるところから、販売、商談の成立まで一貫して担います。

不動産仲介のやりがいとは？

不動産仲介は、今までご紹介してきたように、巨額の資産運用に携わるため、顧客の生活や人生に寄り添う仕事です。また、営業職であることから顧客の反応が一番に実感できる職種でもあります。そのため、顧客から感謝されたり、満足している姿を見ることができることからやりがいを感じることができる魅力を持っていると言えます。

また、自分の頑張った結果次第で給料が変動する場合も多く、自分の成果を実感しやすいところもやりがいのひとつです。

不動産仲介を目指すなら？

不動産仲介に向いている人

先ほどご紹介したように、不動産仲介は営業職となるため、人と密接に関わることが多い職種です。そのため、人の役に立っていることを実感し、それをやりがいに繋ぐことができる人が向いていると言えます。

また、不動産の知識も必要不可欠なため、不動産に興味がある方や、不動産に関しての知識をつけたい方に向いている職種と言えます。

不動産仲介に資格は必要か

顧客に不動産を紹介するためには、一定の不動産に関する知識が必要です。しかし、何か特定の資格が必要な訳ではありません。ただ、不動産を取り扱う仕事に就くうえでは、「宅地建物取引士」という資格を持っておくと良いでしょう。

宅建士は、不動産を売る際の契約時に、「重要事項説明書」を顧客に対して読むことが法律で義務付けられており、その際に必要な資格です。

顧客はもちろん、業界での信用に繋がることもあるため、知識をつけるうえでも入社後に取得すると良い資格と言えます。

まとめ

今回は、不動産仲介の職種についてご紹介しました。不動産仲介は、人と不動産を繋げる役割を一貫して担う職種です。営業職ということもあり、人々の生活に第一線で寄り添うことができるやりがいと魅力があります。

ぜひ、しっかりと業界研究や職種研究を行い、自分に合う職種かどうかを吟味して進路を決めてみてください。