ゼネコンとどう違う? マリコン企業を受けるうえでのポイントをご紹介

2021年12月29日 更新

建築、土木の中でも海洋土木を得意とするマリコン企業は、その大規模な事業が多いことからも、一般的なゼネコンとはまた違った魅力があります。

一見ニッチな業界のように思えるマリコン企業の選考は、他のゼネコン企業と比べてどのような特徴があるのでしょうか。

今回はマリコン企業の企業研究などの事前準備から、面接対策まで全体的な就活対策を紹介したいと思います。

マリコン企業を志望している、興味がある学生はぜひ参考にしてみてください。

マリコン業界とは

まずはマリコン業界について紹介していきたいと思います。マリコンと言われている企業も、大きなくくりではゼネコン業界に分類されます。

ゼネコン企業の中でも、海洋土木工事や港湾施設建築の仕事を請け負うことが多い会社を一般的にマリコンと呼んでいます。

マリコンについては、「海洋工事の専門家 マリコンってどんな業界?」で詳しく紹介されています。マリコンの特徴などもっと知りたいという方はぜひ参考にしてみてください。

ゼネコンの中で1つのジャンルとして確立しているマリコンですが、企業自体はそれほど多くはありません。

企業としては五洋建設株式会社、東亜建設工業株式会社、東洋建設株式会社が大手マリコン3社となり、知名度などの点からも学生から人気の企業となっています。

就活の全体像

ではマリコン企業の就活の流れを紹介していきたいと思います。
マリコン業界の就活の大まかな選考フローは以下の流れで進んでいきます。

説明会・セミナー 

ES 

WEBテスト・SPI 
↓ 
1次面接 

最終面接

企業によってはwebテストに加えて、筆記試験を実施している企業や最終面接の前に2次面接を行なっている企業もありますが、基本的には上記の流れに沿って選考が進んでいきます。

大手のゼネコンなどと違い、面接の回数が少なく、その分1回の面接でのアピールが重要になるのがマリコンの特徴であると言えます。

事前準備

事前準備として、企業研究と、インターンシップについてご紹介します。

企業研究のポイント

ここからは具体的な就活の対策について紹介していきたいと思います。
まずは選考の前の事前準備である企業研究についてです。

企業研究で重要になるのが他社との比較です。

マリコンの場合他社との比較は2パターンに分かれます。

ゼネコンがメインでマリコンも視野にいれる場合

まずゼネコン企業を受ける一環としてマリコン企業を受ける場合です。
この場合はマリコン企業と一般的なゼネコン企業との比較が大事になります。

マリコン企業と言っても海洋土木だけをやっているわけではありません。
マリコン企業の多くはゼネコンの括りでは準大手、中堅ゼネコンの規模に当たります。そのための準大手、中堅ゼネコン役割や仕事内容を理解しておくと企業全体の理解に繋がります。

マリコン企業を複数受ける場合

2つ目はマリコン企業をいくつも受ける場合です。
その場合はマリコン企業内の違いを理解することが大事になります。

代表的なマリコン企業5社の違いはそれぞれ明確に調べておきましょう。

マリコン業界で比較したときに技術面での大差はそれほどありません。
そのため社風の違いなどに焦点を絞って比較を進めると良いでしょう。

また働き方については、スーパーゼネコンに比べると、いまだに残業が多く、体力が必要である仕事であることを理解し、自分がこれらの困難を乗り越えられるという根拠も考えておくことが重要になります。

そしてマリコン企業の1番の強みは海洋土木になるため、海洋土木についての仕事内容や技術などは企業研究の段階で理解しておきましょう。

ゼネコン以外でも、土木職では公務員やサブコンや建設コンサルなどについても比較対象として聞かれるので、建設業という大きなくくりで違いを話すことができるとなおよいでしょう。

インターンシップの重要性

企業研究をする方法として、企業のホームページや資料を見る、土木系の雑誌や記事を読むという学生も多いようですが、マリコンという具体的な仕事内容がイメージしにくい業界であるため、企業研究で大事になってくるのは実際に現場を体験することです。

実際の現場を体験できる方法の1つがインターンシップへの参加です。

企業研究、業界研究としてインターンへ参加している学生は多く、インターンに参加した学生には2、3月に早期選考を案内している企業もあることからインターンの情報はこまめにチェックし、積極的に参加するようにしましょう。

またインターンシップは、企業研究としてだけではなく、人事に顔を覚えてもらい、インターンシップ中にアピールができるため、本選考にも有利に働きます。

選考のポイント

ES

では実際の選考の流れに沿って各対策を紹介していきます。
まずは選考の最初のステップであるESについてです。

マリコン企業のESの概要としては特別なことを聞かれることはなく、一般的な企業のESで聞かれるような質問がほとんどです。

ここでの質問は、後に面接のときなどに詳しく深掘りされる可能性があります。
その後の面接のことも意識しながらESを書をかけるとよいでしょう。

ESで聞かれた質問としては以下のようなものがあります。

建設業・弊社を志望する理由について教えてください。

学生時代に最も打ち込んだこと、充実感、達成感を得た経験について教えてください。また、その理由と内容を教えてください。

前述の経験から何を学びましたか。それをこれから働いていく中で、どのように活かそう、活かせると考えていますか。

研究テーマの概論を教えてください

施工管理(土木)についての志望理由

研究テーマや学生時代に頑張ったことは、受ける企業と関連づけることを意識しましょう。

一次面接

続いては面接対策について紹介します。

面接で聞かれることは基本的にはESの内容をさらに掘り下げて聞かれるイメージです。

企業によって違いはありますが、基本的には圧迫的な面接を受けることなく、アイスブレイクや雑談を交えながら、一般的な面接が行われるようです。

面接で聞かれる内容としては、

建設業を志望する理由は何ですか

学生時代に頑張ったことは何ですか

弊社を知ったきっかけ

のような一般的な就活で聞かれるような質問から

なぜゼネコンなのか、またなぜ施工管理を志望しますか

どのような建造物を作りたいですか

土木事業や当社に入社したいPRを行ってください

のような建築、土木に関連した質問をされることもあります。

そのほかの質問例としては

将来はうちの会社でなにをやりたいですか

という将来のキャリアやビジョンに関連した質問や

海外で仕事をすることに対してどう感じているか

海外進出に積極的な企業では、海外で働くことに関して考えを聞かれる場合もあります。
選考を受ける企業の海外での実績などはあらかじめ調べておくようにしましょう。

最終面接

最終面接は多くの企業では役員面接となるようです。

質問などはかなり深掘りされ、説明しにくい、答えづらいことを聞かれることもあるようですが、雑談を交えてくれる場合もあるなど、面接自体の雰囲気に圧倒されることは無いようです。

そのため質問に対しての答え方がより重要になります。

ゼネコン業界は元気のある学生を好む傾向があることを忘れず、物怖じせずに自信を持って答えるようにしましょう。

最終面接で聞かれる質問としては

手を挙げればやりたい仕事ができる会社と、一生かかってもやりたい仕事ができないかもしれないが規模の大きな有名な会社だったら、どっちがいいか

仕事をしていく中で困難に陥った時どのように対応するか

上司と意見が合わなかった時はどうしますか

といったような仕事に対する価値観を聞かれる場合があります。

このような質問をされた場合には、自分の意見を述べるのも大切ですが、事前に企業分析をしたうえで、どのような答えを企業が期待しているかを考えることも重要になります。
2つのバランスを考えながら、答えを考えていきましょう。

その他の質問としては

具体的に海外では何年間どのような仕事をしたいですか

全国転勤や海外での仕事は可能か

といった、ゼネコン企業の特徴である、全国、海外転勤に対しての意見も聞かれます。

ここではゼネコン企業の大変な面での耐性についての理解を確かめるという狙いもあります。

基本的に肯定的な答えをすることになるとは思いますが、ゼネコンの大変さや辛さを理解したうえで、自分はそれを乗り越えることができるという根拠を示すことができれば、面接官からの評価も高くなるため、自分の過去や性格と結びつけて説得力のある答えを返せるようにしましょう。

他にも

学生時代に力を入れたことの中で、一番大変だったことは何ですか

なぜいまの学科に進学したのか

自己PRをしてください。また当社にどう活かしますか

といった専攻についての質問や一般的な就活で聞かれる質問もされるようです。

ただし質問に答えてから、その答えに対してさらに質問をされるというケースも多いようなので、深掘りされたときや、別の角度からどのように答えるかという準備までしておきましょう。

面接後

ではここからは内定を出した後の企業の対応について紹介していきます。

他の企業の選考も進めている、もう少し就活を続けたいといった場合には企業はどのような対応を取るのでしょうか。

こちらの対応も企業によって異なる部分はありますが、他社の選考が残っていると伝えたら返事は終わってからでも大丈夫と言われる場合や、内定の連絡を電話でもらい、期限をその日から10日までとされる場合、などがあるようです。

すぐに決断を下さないとならないわけではありませんが、考える時間が少ない企業も多いことから、優先順位を決めてから選考のスケジュールを決めることが重要になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はマリコン企業についての選考対策でしたが、マリコン企業でも基本的な選考の流れは一般的なゼネコン企業と比べてあまり変わりはありません。

しかし海洋土木を強み、特徴として持っている企業であるため志望理由や、面接のアピールの点で海や環境への興味と結びつけることができるとマリコンに対する理解や興味関心をアピールすることができます。

そのためにも企業分析の段階でマリコンの事業内容やどのような仕事を行なっているのかを面接のときにアピールできるぐらいに理解できると良いでしょう。

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