就活の最終関門、役員面接の特徴と対策をご紹介
内定までの最終ステップである役員面接。
建築土木系の多くの会社でも、インターンの選考とは異なり、本選考では役員が面接を行うケースが多く存在します。
特に最終面接で行われることが多い役員面接は、普段の就活での面接とはまた違った特徴があるため、役員面接のための分析、対策は通常の就活での面接とは異なる方法があります。
今回は役員面接に焦点を当てて、役員面接の特徴やどのような対策、アピールができるのかという点を中心にご紹介していきたいと思います。
この記事の目次
役員面接とは
まずは通常の面接対策はできているかをチェック
役員面接の対策は重要ですが、それ以前にまずは通常の面接のポイントを抑えておくようにしましょう。
面接対策については、以下のリンクで面接対策や、面接ごとのポイントを紹介しています。
面接の経験があまりない方や、通常の面接の対策を知りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
参考) 建築土木学生の「面接対策」は何をしたらいい? 面接に向けた対策とポイントについて
参考) 面接官はここを見てる! 面接ごとのポイントをご紹介
役員面接の特徴とは
まずは役員面接とはどのような面接なのかを紹介していきたいと思います。
基本的には面接官を、企業の役員など重要なポジションを担っている人が担当することを役員面接と呼びます。
役員面接は複数回面接を受ける中での最終面接である場合が多く、面接を担当する役員が学生に内定を出すかの決定権を持っているため、面接の中でも重要度が高い面接といえます。
面接の雰囲気
役員面接は最終面接の際に行われることが多いことからも、それ以前の面接とはまた違った雰囲気になります。
学生にとっても役員面接は今までの面接よりも緊張や、圧迫感を感じることが多いようです。
その理由として、今までの面接やリクルーター面接では、学生と年齢が近い社員が面接を担当していたのに対し、役員面接では基本的に年齢が離れている重役クラスが面接を担当するため、役員の肩書きを意識することでより緊張してしまうことが挙げられます。
そのほかの理由としては、面接会場が今までの会場よりも広くなり、声が通りずらかったり、面接官との距離が遠くなる、役員5人以上と面接をするなど、会場や人数の多さなども面接の雰囲気を重くしている要因になりえます。
面接で聞かれる質問
では役員面接ではどのようなことを聞かれるのでしょうか。
細かい点では企業によって異なると思いますが、役員面接でよく聞かれるのが入社意欲、志望度についての質問です。
最終面接であることとも関わってきますが、企業を経営する立場としても、志望度が高く、熱意がある学生に対して内定を出したいという考えがあるため、入社意思や志望度を聞く質問が多い傾向があります。
役員面接でするべきこと
ではここからは役員面接の対策について紹介していきたいと思います。
面接では自分をアピールすることが大切になりますが、役員面接でのアピールは
・自分の思い、熱意を伝えること
・逆質問を効果的に使うこと
の2つが大切になります。
伝えるときのポイント(頭で納得させ、心に訴えかける)
先ほども説明したように、役員面接では企業に対する熱意がポイントの1つになります。
優秀な学生だとしても、最後の熱意をアピールすることがうまくいかずに落ちてしまう場合は多くあります。
では自分の熱意を役員に伝えるためにはどうすればよいのでしょうか。
冒頭でもあるようにポイントは頭で納得させ、心に訴えかけることです。
ではそれぞれについて説明していきます。
頭で納得させる(論理的に説明する)
熱意を伝えると聞くと、勢いで面接を突破するような印象を受けるかもしれませんが、頭は冷静でなければいけません。
面接の際の自己アピールや企業への熱意を伝える中に、明確なビジョンや具体性を持たせるようにしましょう。
面接のポイントの1つは面接官にこの学生を採用したいと思わせることです。
そのためには、なぜ自分が採用されなければならないのかを明確にアピールすることが大切になります。
役員面接では、
・入社後に弊社でどのようなことをやりたいですか?
・入社後のビジョンを聞かせてください
というような質問をよくされます。
このような質問に対してどれぐらい明確に答えられるかが1つのポイントになります。
企業研究をしたうえで自分はどのような職種に就きたいのか、そこではどのようなことをやっていて、自分はどのようなことをやりたいのか、そして将来のキャリアプランについてを答えられるようにしましょう。そのためにも、企業分析と自己分析を結びつけて考えをまとめていきましょう。
参考) いったい何をすればいいの? 企業研究のやり方や調べるポイントを解説
参考)就活を成功させるためにまずは自分を知ろう!自己分析のやり方とポイントを紹介
心に訴えかける(熱意を伝える)
心に訴えかけるという点では、自分がその企業に入社したいという熱意をどれだけ伝えられるかがポイントになります。そのためにはまずは身だしなみや声の大きさ、言葉遣いを基本的な部分を抑えることで面接官からの印象を良くすることを心がけましょう。
熱意や志望度をアピールできる質問としては、志望動機についての質問や最後に自由に自己アピールをできる時間などが企業によっては与えられます。
面接は対策をしすぎるあまり受け答えが機械的になってしまい、自分の想いが上手に伝わらない場合などもあります。
事前にどのようなことを話すのかを準備することは大切ですが、面接のときはしっかりと自分の言葉で話すことを意識しましょう。
参考) その言葉遣いは正解? 就活での敬語、言葉遣いの注意点とは
役員面接ならではの逆質問でアピール
役員面接で自分のやる気や熱意を伝える手段の1つが逆質問になります。
就活の面接では多くの企業で、
「何か質問や聞いておきたいことはありますか?」
と逆質問をする時間を与えてもらえます。
逆質問は役員面接に限らず、就活の面接では自分のやる気をアピールする方法として有効ですが、役員面接では今までとは少し違った角度で逆質問の内容を考えることができるのでご紹介したいと思います。
役員の経歴などを調べてみる
企業で役員までのぼり詰めている人は、多くの場合、インターネットで検索すると経歴などの情報が出てきます。
企業分析の方法として、インターネットでその企業のことを調べわからないことや、疑問に思ったことを面接のときに逆質問する学生は多いと思いますが、役員面接では役員の経歴を調べ、その情報をもとに逆質問をしてみる方法も有効です。
こうすることで、他の学生とは違った視点で逆質問をすることができ、役員の経歴を知っているほど企業研究をしているというアピールにも繋がります。
役員面接という重要な場面で周りの学生を差をつけるためにも、ぜひ役員の経歴から逆質問をするという方法を試してみましょう。
役員は、他の多くの社員以上にさまざまな経験を経て今の役職についています。アピールするだけではなく、経験豊富な社会人に直接質問できる機会は今後もあまり多くはないでしょう。そういった貴重な機会と捉え、準備をしっかりしたうえで、素直に聞きたいことを聞いてみるのも良い経験になるでしょう。
参考)面接での逆質問、考え方のポイントとは?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
役員面接では、企業を経営する立場からの視点で学生は評価されることになります。
選考を通過するポイントの1つとしては、面接官がこの学生に企業の将来を担ってもらいたいと思うことです。そのためには自分は企業が将来どのような成長を遂げ、そこにどのような貢献をしていきたいのかを具体的に説明できるようにしましょう。
多くの学生にとって、役員面接は内定を貰うためには乗り越えなければならないステップです。
自分の就活の集大成として、自分の思いをしっかりと伝えることを心がけて臨むようにしましょう。
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